弟は政治的な野心を持っていて、自分の顔写真入りのホームページを公開している。
そして毎日毎日、長文の日記を書いている。

身内のホームページなんか本当は見たくはないのだけれど、先日必要に迫られて久しぶりに覗いてみて驚いた。
相変わらずの超長文の日記。
それを相変わらず、毎日毎日、きちんと更新している。
その内容を見ると、ハードな仕事の他にも、付き合いで色々出かけたり、子供をお風呂に入れたり、家族で外出したり、本当に活動的だ。
更にその上、読書もしてるし、レンタルビデオ店で映画まで借りてきて観ている。
そして、それらの感想も書いてホームページで公開している。

うへえ、といった感じだ。
世の中、鬱病のひとがたくさんいるけれど、弟の場合はその対極にいる。
これだけ活動していて、本人は楽しくて楽しくてしょうがないみたいだけれど、彼の「カラダ」のほうはたまったものじゃないだろう。
若いうちは良いかもしれないけれど、そろそろ無理がきかない年齢だ。
何事もなければ、と思う。
それと、同時に、徒然草に「カラダが健康過ぎる人ととは友達になりたくない」とあるように、こういう人は本当の意味で、弱者の痛みなんか分からないだろうなぁ、とも思う。
何でもやる気の問題や努力の問題にしがちだと思う。
その気になってやれば、何でも出来ると思っているのではないだろうか。
努力しても出来ない人間の、うじうじした内向的な痛みなんかは、わからないだろう。

本当はこういう人に政治家なんかやって欲しくはないのだけれど(笑)
でも、こういう人じゃなきゃ政治家は務まらないのも事実。
矛盾しているよね。

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