女子的生活

2018年1月21日 TV
女子的生活
女子的生活
NHK地上波金曜夜のドラマ「女子的生活」がおもしろい。
おもしろくて繊細ででちょっとせつなくて。

準主役を演じている俳優さん。どこかで見た顔だと思ったら、「美女と男子」で仲間美由紀の相手役だった人だった。町田啓太という俳優さん。
「美女と男子」では年上相手。「女子的生活」では同性相手。難しい役だと思うけれど、軽やかに演じていてとても良い。

この町田啓太なのだけれど、ひつじのショーンを実写化するとしたら、主人公は町田啓太だ!と何故か唐突に思った。


細くて顔が小さくて笑顔がいたずらっ子っぽい。
顔だけ出す着ぐるみで、他の羊たちもみんなそんな感じで作ったら面白そう!

ひつじのショーン的イギリス田園生活は私の憧れ。
あんな忠実な犬と賑やかな動物たちがいたら、ぜんぜんさみしくないかも。

孤高の花

2017年10月29日 TV
中国語の勉強の為に数回ほど見た。
メロメロの大甘の中国連続時代劇。

こういう女子向け甘~いドラマというのは、どこの国でも作られていると思うのだけれど、きっとお国柄が出るのだと思う。

中国と韓国と日本。
韓流が人気なのかなと思うのだけれど、私の好みは断然中国かなと今回このドラマを見て思った。

韓国って女子向けに作られていても何かマッチョな感じがする。
日本は甘いだけでなく湿っぽい。
その点、中国はひたすら甘いけれど乾燥している。マッチョ感はなく男女はイコールな感じ。

孤高の花は時代劇なので、男優も女優もメイクばっちりだし、ライティングなんかもしっかりしているのだろう。どの俳優さんも皆美しく映っている。
でも主役のアンジェラベイビーが圧倒的に美しい。
華奢で凛としていて、クールで強く、そして甘い。
触れなば落ちなんな花の雰囲気。
すごい存在感。
主役をこの人としたのは大正解。

一時間見ていると、簡単な単語が聞き取れてうれしい。

https://www.twellv.co.jp/event/kokounohana/
ネットサーフィンをしていたら、20日放送の直虎の記事が沢山。ヤフーのトップページにもブログにも知恵袋にも溢れていた。

その中でひとつ。二都物語を連想した、というのがあって。
あ。確かにそうかも、と思った。

とはいえ私は原作は読んでいなくて。
宝塚で昔々見ただけ。大地真央と黒木瞳のもの。
とにかくひたすら良かった。

ラスト。大地真央演じる飲んだくれの弁護士が、好きな女性(黒木瞳)の夫の身代わりで処刑される。そこで物語はさっと終わる。真相を知った女性が悲嘆にくれる、なんてシーンはない。

この飲んだくれの弁護士を大地真央がとても上手に演じていた。
ハンサムな役をやれる宝塚の男役は沢山いると思うのだけれど、ちょっと斜めというか軽いというか、いたずらっこというか、ハスな感じの役をやれる人はそう多くないような気がする。大地真央はそういう役が出来た。
あまり演劇に詳しくない私がいうのも何だけれど。

直虎。
私は好きかな。
大河ドラマも始まってもう40年超。
何でもありでいいと思う。

今回のドラマは主人公の何十年にも渡る人生とかを描いていない。
メインの部分は今のところ10年間ぐらい?
桶狭間後の今川氏とかもきっちり描いているし。
物語としてとてもよく出来ていると思う。

ただし三浦春馬はちょっとミスキャスト?
デビューしたてのこの人はとても甘い雰囲気だけれど、最近変わってきた。
もっと甘い雰囲気の人が良かったかも。
家にいる時はNHKラジオ(教育放送)を付けている時が多いのだけれど、本当に色々なものを流していてうれしい。ありがたい。

先日は、犬養毅の演説が流れてきた。

おそらくはこれ。↓
https://www.youtube.com/watch?v=gR4nVdEF1DE
(1932年)

つまりはYouTubeにもアップされているということだけれど、でも自分ではわざわざ検索して聞いたりはしないものね。

NHKがすごいのは、このあと娘の犬養道子が父親のことを語ったインタビューもちゃんと放送していること。
犬養道子という人の声を初めて聞いたのだけれど、非常にはりがあるエネルギーがある喋り方だった。父親譲りなのだろう。

印象に残ったのは、犬養毅という人は初対面の人の資質を見抜くことにとても長けていた、と言っていた点。
資質というか、この人間は果たしてモノになるかならないか、そういうことを見抜くことが得意だったようだ。

なるほど。

ただ、そういう感性って多かれ少なかれ誰でも持っているような気もする。

職場で新人さんを見て。
ダメな人は最初からダメ。
普通にものになりそうな人は最初から普通。
出来る人は最初から出来る。

おっと。
火曜日から新人さんが独り立ちする。
私が面倒を見なければならない。
犬養毅の話がいつのまにか些末な話に化けてしまった。

たまたまつけたテレビでやっていた。
すっごく面白かった!
香川さんが熱い。熱い。
カマキリの着ぐるみをきて。殿様バッタを捕まえる。
昆虫に対する愛がひしひしと伝わった。

というか。
この人、昆虫だけでなくきっと色々なことが大好きなんだと思う。
いいなぁ。楽しそう。


こんな人と30分でもいいからお喋りが出来たら、とっても楽しいと思う。

再放送は10月23日16:30から。


http://www4.nhk.or.jp/P4173/2/
4月3日の放送(黒木華が死んだ回)が「つまらない、ありえない」という質問に対して、誰かの答え(知恵袋)。転載していいのかよく分からないのだけれど、覚書として。

沢山の人達が回答しているのだけれど、わたし的にはこの回答が白眉。それにしてもアンチ真田丸って多いのですね。視聴率は高いのだけれど。私は毎週楽しみで観ています。


面白いですよ。
黒木華が迷子の子供に気をとられてるスキに、後ろを堺雅人が通り過ぎる。
あ、死亡フラグ立っちまったぜ、と、視聴者はみんな、この瞬間に思うわけです。
ところが、このあと何度も、黒木華は殺されそうになって、「あ、ここで絶対死ぬな」と思ったら、ギリギリで助かる。「ああ、さっきの死亡フラグらしきものは、ブラフだったのか、三谷幸喜もヒトが悪いな」と思ってるうちに、戦は大勝利に終わる。これで安心、と思っていたら、ラストシーンで、大どんでん返し!
普通に死ぬより、何倍も泣けるシクミになっているんです。
この構成のために、一見バカバカしそうな設定がなされてるんです。
こういうのが、このドラマのシクミであり、この世界のお約束なんだ、ってことを読みながら楽しむのが、今回の「真田丸!」のコツなんです。
従来、信長、秀吉中心の話ばっかり見せられてた歴史マニアは、中央とは離れたところで展開されている今まであんまり知らなかったストーリーを見せてくれている今回のドラマは、新鮮です。
しかし、宣伝が行き渡ったおかげで、今回の「第一次上田合戦」は、真田の大勝利に終わる、ということは、もうみんな知ってるわけです。だから、そこではワクワクできない。
日本が南アフリカに勝っちゃった! というニューズを知ってしまってから、あとで録画中継を見るようなもんで。勝つに決まってる試合をいくら見ても、感動できない。
だから、本筋とは関係ないところで「ドラマ」を作る必要があったわけです。
こんなの大河じゃないじゃん、って言うひといるけど、これは「君の名は」っていう伝説の名作ドラマで確立された鉄板パターンで、海老蔵がやった「MUSASI」は全篇こればっかでした。三谷幸喜は、このNHKの得意技をもうひとひねりして見せたんです。
ドラマの面白さって、そういうとこでしょ。そういう仕掛けを毎週、手を替え品を変えて見せてくれるんですよ。ああ面白い。
はあ、これを来週から見ないんですか。それは残念ですね

ついこの間、劇場公開されていたと思うのですが、もうNHKで放映されるようです。わーい!

http://www.nhk.or.jp/bs/t_cinema/?mo1605092

「過剰反応社会」

2015年11月7日 TV
NHK。特報首都圏。11月6日放送。キャスターひとりにゲストが二人。そのゲストのひとりがやたらと冴えている。そうしたら小田嶋隆だった。
http://www.nhk.or.jp/tokuho-blog/400/231174.html
関東大震災の時、日本人は朝鮮の人を見つけ次第殺した・中国は大使館ではなく公使館だった(中国人を馬鹿にしていた)・2.26事件は私の家の半径500メートル以内でおきた・(憲法に反するという意見もあったが)国家総動員法ができた・天皇の為に描けと言われたが冗談じゃないわと思った・美なんて役にも立たないものは蛇蝎のごとく嫌われた・今の時代は似ている・隣組なんて密告集団・戦争が終わるとね、みんな本当は反対していたなんて言うのよ、黙っていたくせにね・物事が崩れ始めるとね、ガラガラガラガラと崩れちゃいますよ、だからそうなる前に何とかしなきゃならないのよ・
今の時代は非常に危ない、女がきれいになりたい、若返りたい、子供っぽくなりたい、ひーひー声をはりあげてアナウンサーまでも聞こえない、成熟した大人の声じゃない・権力に反対するには勇気と知恵が必要


御年97歳。1918年生まれ。かくしゃくとしていて気炎を上げていた。
女性。なおかつ男性的でもある。
関東大震災も2.26事件も経験している。本から得た知識ではなく第一経験者。
そして本業は画家。だから理屈だけでなく感性の人でもある。

”今の時代は危ない”というのは能天気な私も感じ始めている。
というか何だろう。私は頭はよくはないけれど動物的感が働くタイプだから、なんか変だな、というのがピンピン感じる。あちらこちらから警告が降ってきている。


世間と好みがずれている私ですが、決して天邪鬼というわけではなく、流行りのドラマだってちゃんと見ています。

脚本はリーガルハイの脚本の人。
非常に深い。深くて楽しい。そして物語に破たんがない。
ちょっとした台詞だとか登場人物の反応に矛盾が無い。
回を追うごとにエピソードが積み重なり面白くなる。

毎週月曜日夜9時放送。いわゆる月9。
今夜☆
楽しみ。


http://www.fujitv.co.jp/date/index.html
軍師官兵衛のことです。
何やら黒化が激しく。
容貌といいキャラといい、そっくり。

地下牢幽閉がトラウマになって性格が変わった?ということなのかもしれないけれど、もともと主役の性格設定がはっきりしていなかった気がする。
このままリチャード官兵衛で行ったほうが面白いような。

けど、こういうキャラというのは、とびきり明るい人がやったほうが合うかな。

リーガルハイ

2013年12月2日 TV
リーガルハイ2、面白い。回をおうごとに面白くなっている。先週の「北の国から」のパロディ満載の回も、ふざけ度全開なくせに、不意打ちを食らわされるほど深くもあり、このふり幅の大きさに呆然とさせられた。すごいなぁ。脚本家。それに応えている堺さんもすごい。
半沢直樹(なんか)より、失礼、全然面白い。単なる好みの問題じゃなく、深さが違う。でも、この良さを感じられる人は、そうそういないだろうな、と思う。私、一応国語(だけ)は得意でした。

ふと思ったのだけれど、これ、もしかしたらBBCのシャーロックに似ているかな。
自信満々の完全無敵な主人公。
ワトスンはガッキー。
ハドソン夫人は服部さん。
シャーロックも深かった。

検索してみると、そう思う人は私だけでないようで。やっぱそうだよね。

シャーロック、早く続きが見たい。


誕生日間近

2013年1月24日 TV
昨年見た薄桜記というNHKのドラマ。
これは良かった。
物事にはまらない私だけれど、かなり夢中になった。
さらりと描かれていて、淡白。
それでいて伏線がしっかりはられているので、想像がぱあっと広がる。俳句的というか。
忠臣蔵の時期、また再放送してくれないかな。

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/hakuouki/index.html
最近、わりとテレビを観ることにはまっている。

今晩、第一シーズンの三話目(というか最終話)が放映される「シャーロック」。
かの有名なホームズものを、舞台は現代に移し、でも原作のキャラクタは尊重したもの。

ホームズは、とことんエキセントリックで変わり者で、いかにも英国って感じのドラマになっていて、楽しい。
そして、役者さんは35歳だそうで、ぐっと若返っているのも、また楽しいです。

ちなみに第一話のタイトルは「A study in pink 」。
いわずとしれた「緋色の研究」のパロディ。

私が個人的に気に入っているのは、滅茶苦茶なホームズのキャラ、言動、行動に、周りの人達(というか女性)が全然どうじていない点。まるで気にせず、オオボケ的な返答をさら~っと返している点が好き。

今夜も楽しみです。

NHK
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock/index.html
BBC
http://www.bbc.co.uk/drama/sherlock/disclaimer.shtml