山の音 【東宝DVDシネマファンクラブ】
2018年2月4日 映画 コメント (2)
1954年の作品。
テレビで放送されていた。
映画と並行して原作も読んだ。
ただし映画はながら見だし、原作は返却日に間に合わず最後まで読み終えられなかった。
原作と映画は別物。
原作では老境に入った主人公男性の老いに対する心境が”細かく”語られていて、それがメインテーマ。
映画の方はスポットライトは原節子に当たっていて、こちらがメイン。
老いに対する心境などは、ほぼ無いかも。
65年ぐらい前の作品。
”たった”65年前。
でも人々の生活は大きく変わった。
原節子演じる若いお嫁さんは、まるで女中のよう。
同居の舅姑にかしずき、夫にも仕える。
でもそれが当たり前だった。
今80代半ば過ぎぐらいの人達は、おそらく心の奥底にそういう時代の記憶が残っているかも、と思う。
だから歳を取り身の回りのことが出来なくなったから施設に入る、などというのは、理性では理解出来ても本能的には納得いかないかもしれない。
昔はお年よりは偉かった。
ちゃんと面倒をみてもらえた。
川端康成の作品は伊豆の踊子とこの山の音の2作品しか読んでいない。
踊り子のほうも一昔前はよく映画化されていて、アイドルっぽい女優さんとハンサムな男優がキャスティングされていた。淡い恋の物語風だったと思う。
でも原作は違う。
中二病をこじらせているみたいな暗~いエリート学生が主役。
いじいじいじいじしている。
踊り子の方はまだ子供。
少し大人になりかけみたいな年齢だけれど、まだ子供。
天真爛漫で明るい。
その明るさに主人公が救われて、みたいなところがある。
て。あ。
これ山の音と同じかも。
山の音も、細かいことにごちゃごちゃと悩んでいる主人公が、若く明るい嫁に癒される的なところがある。
川端康成のこの2作品。
両方とも主人公は作者の投影なのだろうけれど、歳を重ねても人間の気質というのは全然変わらないなぁと、ちょっと”嫌に”なった( 一一)
歳を取るにつれ、もうちょっと昇華されるというか、楽になるとか、そうならなかったのかな。
ところで川端康成。
百年後は読まれているかな。
読まれていないような気もするけれど、案外読まれている気もする。
テレビで放送されていた。
映画と並行して原作も読んだ。
ただし映画はながら見だし、原作は返却日に間に合わず最後まで読み終えられなかった。
原作と映画は別物。
原作では老境に入った主人公男性の老いに対する心境が”細かく”語られていて、それがメインテーマ。
映画の方はスポットライトは原節子に当たっていて、こちらがメイン。
老いに対する心境などは、ほぼ無いかも。
65年ぐらい前の作品。
”たった”65年前。
でも人々の生活は大きく変わった。
原節子演じる若いお嫁さんは、まるで女中のよう。
同居の舅姑にかしずき、夫にも仕える。
でもそれが当たり前だった。
今80代半ば過ぎぐらいの人達は、おそらく心の奥底にそういう時代の記憶が残っているかも、と思う。
だから歳を取り身の回りのことが出来なくなったから施設に入る、などというのは、理性では理解出来ても本能的には納得いかないかもしれない。
昔はお年よりは偉かった。
ちゃんと面倒をみてもらえた。
川端康成の作品は伊豆の踊子とこの山の音の2作品しか読んでいない。
踊り子のほうも一昔前はよく映画化されていて、アイドルっぽい女優さんとハンサムな男優がキャスティングされていた。淡い恋の物語風だったと思う。
でも原作は違う。
中二病をこじらせているみたいな暗~いエリート学生が主役。
いじいじいじいじしている。
踊り子の方はまだ子供。
少し大人になりかけみたいな年齢だけれど、まだ子供。
天真爛漫で明るい。
その明るさに主人公が救われて、みたいなところがある。
て。あ。
これ山の音と同じかも。
山の音も、細かいことにごちゃごちゃと悩んでいる主人公が、若く明るい嫁に癒される的なところがある。
川端康成のこの2作品。
両方とも主人公は作者の投影なのだろうけれど、歳を重ねても人間の気質というのは全然変わらないなぁと、ちょっと”嫌に”なった( 一一)
歳を取るにつれ、もうちょっと昇華されるというか、楽になるとか、そうならなかったのかな。
ところで川端康成。
百年後は読まれているかな。
読まれていないような気もするけれど、案外読まれている気もする。
昨晩はロバート・ダウニー・ジュニアのホームズものを観る。ワウワウから録画しておいたものなのだけれど、これ、ふきかえなのだよね。
どうもワウワウというのは、ふきかえも多いみたい。
原語放映もあるけれど、その場合は原語だけ。
日本語に切り替えは出来ない。
その点、NHKは、二ヶ国語放送体制が多いし、字幕も出てくる。
やっぱり、ちゃんとしているなぁと思う。
昨晩の作品は、ホームズのキャラクタは楽しかったし、ロバート・ダウニー・ジュニアのおっさんぶり?も気に入ったのだけれど、途中でもういいかな、って感じで厭きた。
こういう娯楽映画は観るだけ時間の無駄、って年齢になってしまったのが、ちょっと悲しい。
どうもワウワウというのは、ふきかえも多いみたい。
原語放映もあるけれど、その場合は原語だけ。
日本語に切り替えは出来ない。
その点、NHKは、二ヶ国語放送体制が多いし、字幕も出てくる。
やっぱり、ちゃんとしているなぁと思う。
昨晩の作品は、ホームズのキャラクタは楽しかったし、ロバート・ダウニー・ジュニアのおっさんぶり?も気に入ったのだけれど、途中でもういいかな、って感じで厭きた。
こういう娯楽映画は観るだけ時間の無駄、って年齢になってしまったのが、ちょっと悲しい。
ディアボロス [DVD]
2011年6月15日 映画
交通費は結局出ない。
英語手当ても出ない。
四月いっぱいで退職のはずの先輩Aは、結局辞めないよう。
七月からは彼女がいない日だけ出勤のはずが、丸め込まれ、今までどおりに出勤させられそう。
約束をしたはずなのに、いつのまにか反古にされる。
のらりくらりとかわされる。
やれやれ。今回の仕事もそろそろ終局に来ているようだ。
仕事自体は楽だし、楽しいのに。
ディアボロスは、アルパチーノが悪魔に扮した映画。
悪魔は、非常に饒舌で、ユーモラスで、愛嬌がある。
言っていることは、一理あるし、なるほどな、などと思ってしまう。でもやっぱり何か違う。まっとうじゃない。それを上手く反論出来ないし、言い負かされてしまうところがストレスフル。
こんな悪魔、あるいは悪魔みたいな人が身近にいたら、とても逃げられないな、と思う。
本当の悪魔、というのは、こういうタイプかも。
英語手当ても出ない。
四月いっぱいで退職のはずの先輩Aは、結局辞めないよう。
七月からは彼女がいない日だけ出勤のはずが、丸め込まれ、今までどおりに出勤させられそう。
約束をしたはずなのに、いつのまにか反古にされる。
のらりくらりとかわされる。
やれやれ。今回の仕事もそろそろ終局に来ているようだ。
仕事自体は楽だし、楽しいのに。
ディアボロスは、アルパチーノが悪魔に扮した映画。
悪魔は、非常に饒舌で、ユーモラスで、愛嬌がある。
言っていることは、一理あるし、なるほどな、などと思ってしまう。でもやっぱり何か違う。まっとうじゃない。それを上手く反論出来ないし、言い負かされてしまうところがストレスフル。
こんな悪魔、あるいは悪魔みたいな人が身近にいたら、とても逃げられないな、と思う。
本当の悪魔、というのは、こういうタイプかも。
コンタクト 特別編 [DVD]
2010年10月15日 映画
昨晩、NHKBSでやっていたので、観る。
大好きな作品だけれど、久しぶりに観たら、以前とは違ったところに感銘を受けたりしたのが、面白かった。
ジョン・ハートが演じる、complicatedな性格の大金持ちなんか、全然記憶に残っていなかったもの。でも、昨日は、この人に結構興味が行った。
ジョディ・フォスターは、すごいな。
彼女以外、この役は考えられないくらい、はまっている。
彼女の恋人役を演じた俳優さんがちょっとミスキャストかな、って感じられる点意外、非の打ち所のない作品。
良く出来ているし、カール・セーガンが原作だけあって、科学者の世界の裏話し的なこともしっかりしているし、伏線も効いていて、何より非常に真摯でロマンチック。
また観たいな。
映画館で観たかった。
大好きな作品だけれど、久しぶりに観たら、以前とは違ったところに感銘を受けたりしたのが、面白かった。
ジョン・ハートが演じる、complicatedな性格の大金持ちなんか、全然記憶に残っていなかったもの。でも、昨日は、この人に結構興味が行った。
ジョディ・フォスターは、すごいな。
彼女以外、この役は考えられないくらい、はまっている。
彼女の恋人役を演じた俳優さんがちょっとミスキャストかな、って感じられる点意外、非の打ち所のない作品。
良く出来ているし、カール・セーガンが原作だけあって、科学者の世界の裏話し的なこともしっかりしているし、伏線も効いていて、何より非常に真摯でロマンチック。
また観たいな。
映画館で観たかった。
ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]
2010年1月30日 映画
さっきまでテレビでやっていたものを、夕食の合間に何気に見始めて、最後まで見てしまった。
悪くなかった。
新米キャビンアテンダントと機長への昇格を目指す副操縦士が一応メインキャラだけれど、その他にも様々な航空業の関係者が出てくる。
飛行機が飛ぶのって、色んな人達のチームワークなんだな、と改めて実感。
軽~いノリで、でも真面目な内容。
どのキャラクタもよく設定されていて、破綻が無いストーリー。
あまりに良く出来すぎているのが、欠点かな。
普段、ふにゃらとしている人達でさえ、有事になるとキビキビと一丸となって働き始めるのが良いな、と思った。機転を利かせ、瞬時に判断し、危険を回避する。
どの人も皆、職人さん。
こういうのってすごく日本的だと思う。
アメリカと違い、ヒーローやスタンドプレイをする人が出て来ないから。
綾瀬はるかの笑顔がチャーミング。
田辺誠一も良い。
グランドスタッフの女の子(俳優さんの名前度忘れ)のベテランさんのど根性ぶりも良い。
なあんの暗いところも無い、製作者の人に対する明るい信頼度が感じられる作品、と思いました。
悪くなかった。
新米キャビンアテンダントと機長への昇格を目指す副操縦士が一応メインキャラだけれど、その他にも様々な航空業の関係者が出てくる。
飛行機が飛ぶのって、色んな人達のチームワークなんだな、と改めて実感。
軽~いノリで、でも真面目な内容。
どのキャラクタもよく設定されていて、破綻が無いストーリー。
あまりに良く出来すぎているのが、欠点かな。
普段、ふにゃらとしている人達でさえ、有事になるとキビキビと一丸となって働き始めるのが良いな、と思った。機転を利かせ、瞬時に判断し、危険を回避する。
どの人も皆、職人さん。
こういうのってすごく日本的だと思う。
アメリカと違い、ヒーローやスタンドプレイをする人が出て来ないから。
綾瀬はるかの笑顔がチャーミング。
田辺誠一も良い。
グランドスタッフの女の子(俳優さんの名前度忘れ)のベテランさんのど根性ぶりも良い。
なあんの暗いところも無い、製作者の人に対する明るい信頼度が感じられる作品、と思いました。
イン・グッド・カンパニー [DVD]
2009年11月13日 映画
録画しておいたものを昨日観た。
アバウト・ア・ボーイと同じ監督ということなので、密かに期待はしていたのだけれど、期待以上の出来。
とても良かった。
アバウト・ア・ボーイも、恋愛っぽい要素は出てはくるけど、基本的には、中年ちゃらんぽらんニート男性(ヒュー・グラントです-_-;)と、年端もいかない少年の友情物語なのだけれど、この作品も、色々な見方はあるとは思うけれど、軸になるのは、オールドファッションドな中年熱血男性と、若い今時の、そして非常に風変わりな寂しがりやの男性上司との友情。
それに、スカーレット・ヨハンソン演じる、感じやすい盛りの、中年男性の娘がからんでくる。
デニス・クエイド演じる、ちょっとハリソン・フォード似のお父さんは、まさにアメリカの昔ながらの良心、といった感じ。
この二人、中年部下と年下上司の間に、段々と強い絆が生まれてくるのが、非常に説得力があった。
しかし、この映画、日本未公開なのですよね。
何故だろう。謎。
放送してくれた、NHKBSに感謝。
アバウト・ア・ボーイと同じ監督ということなので、密かに期待はしていたのだけれど、期待以上の出来。
とても良かった。
アバウト・ア・ボーイも、恋愛っぽい要素は出てはくるけど、基本的には、中年ちゃらんぽらんニート男性(ヒュー・グラントです-_-;)と、年端もいかない少年の友情物語なのだけれど、この作品も、色々な見方はあるとは思うけれど、軸になるのは、オールドファッションドな中年熱血男性と、若い今時の、そして非常に風変わりな寂しがりやの男性上司との友情。
それに、スカーレット・ヨハンソン演じる、感じやすい盛りの、中年男性の娘がからんでくる。
デニス・クエイド演じる、ちょっとハリソン・フォード似のお父さんは、まさにアメリカの昔ながらの良心、といった感じ。
この二人、中年部下と年下上司の間に、段々と強い絆が生まれてくるのが、非常に説得力があった。
しかし、この映画、日本未公開なのですよね。
何故だろう。謎。
放送してくれた、NHKBSに感謝。
H(ぱんだ)と観てきた。
思ったよりねこはたくさん出てこないし、在って無きがごときストーリー。
谷中に住み、古本屋さんに勤める主人公が、ひたすら路地裏の猫を追いかけるお話し。
合間に、古本屋さんの飼い猫がいなくなったり、古本屋さん夫婦の案外根深いと見られるいさかいが語られたり、主人公の昔の恋人関係も出てくるけれど、どれも平凡すぎる、当たり前すぎるように思えた。
わざとなんだろうけれど、台詞に、周りの音(電車やら車やら)がからんで、よく聞き取れらないことも多かったし。
初めに言ったように猫もそれ程たくさん出てこない。
可愛い猫を見て、癒されようと思った気持ちは、消化不良
だった。
何か、ここのところ、映画は不発が多い。
やっぱり数を観なきゃ、当たりにも出くわさないのかな。
思ったよりねこはたくさん出てこないし、在って無きがごときストーリー。
谷中に住み、古本屋さんに勤める主人公が、ひたすら路地裏の猫を追いかけるお話し。
合間に、古本屋さんの飼い猫がいなくなったり、古本屋さん夫婦の案外根深いと見られるいさかいが語られたり、主人公の昔の恋人関係も出てくるけれど、どれも平凡すぎる、当たり前すぎるように思えた。
わざとなんだろうけれど、台詞に、周りの音(電車やら車やら)がからんで、よく聞き取れらないことも多かったし。
初めに言ったように猫もそれ程たくさん出てこない。
可愛い猫を見て、癒されようと思った気持ちは、消化不良
だった。
何か、ここのところ、映画は不発が多い。
やっぱり数を観なきゃ、当たりにも出くわさないのかな。
清朝末期に生まれなくてよかった
2009年5月20日 映画昨日は所要で新宿へ。久しぶりに頭を使ったので疲れた。緊張もしたので、心臓がバクバク。お年寄りなら発作をおこしそうな雰囲気だった。
深夜、BSで映画、「覇王別姫・さらば愛」を観る。
公開時も観ているけれど、細部でやはり少々分らない所も。
3時間を超す大作で、うつらうつらしながら、観終わった。
レスリー・チャンとコン・リーは熱演だと思うけれど、もう一人の主役男性は、ちょっと役に対し説得力が無いような気もした。以前もそう感じたと思うけれど。
垓下歌(がいかのうた)
力抜山兮気蓋世(ちから やまをぬき き よをおおう)
時不利兮騅不逝(とき りあらず すいゆかず)
騅不逝兮可奈何(すいのゆかざる いかんすべき)
虞兮虞兮奈若何(ぐやぐや なんじをいかんせん
この漢詩は、中学時代、教師が気持ち良さそうに詠唱していた記憶があるし、「項羽と劉邦」なんていうベストセラーもあったし、項羽と虞美人のお話は日本人にも、馴染みのあるものだと思うが、それも過去の話しなのだろうか。
最近の若い人達は、全然知らないかもしれない。それは中国も同様?
京劇って、役者さんが歌うのですよね。
歌舞伎は歌わないと思うし、アクロバットも無いから、京劇のほうが派手。
私は、白蛇抄とか孫悟空のお話のほうが好きかも。
深夜、BSで映画、「覇王別姫・さらば愛」を観る。
公開時も観ているけれど、細部でやはり少々分らない所も。
3時間を超す大作で、うつらうつらしながら、観終わった。
レスリー・チャンとコン・リーは熱演だと思うけれど、もう一人の主役男性は、ちょっと役に対し説得力が無いような気もした。以前もそう感じたと思うけれど。
垓下歌(がいかのうた)
力抜山兮気蓋世(ちから やまをぬき き よをおおう)
時不利兮騅不逝(とき りあらず すいゆかず)
騅不逝兮可奈何(すいのゆかざる いかんすべき)
虞兮虞兮奈若何(ぐやぐや なんじをいかんせん
この漢詩は、中学時代、教師が気持ち良さそうに詠唱していた記憶があるし、「項羽と劉邦」なんていうベストセラーもあったし、項羽と虞美人のお話は日本人にも、馴染みのあるものだと思うが、それも過去の話しなのだろうか。
最近の若い人達は、全然知らないかもしれない。それは中国も同様?
京劇って、役者さんが歌うのですよね。
歌舞伎は歌わないと思うし、アクロバットも無いから、京劇のほうが派手。
私は、白蛇抄とか孫悟空のお話のほうが好きかも。
ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 特別編 [DVD]
2009年1月16日 映画
昨日BSで観ていたのだけれど、22時15分頃に母親にチャンネルを変えられてしまったので、結末は知らない。というか、最初の20分ぐらいも見損なったので、コメントなど出来るような立場にはないのだけど、結構興味深い映画だった。
相手役のリース・ウィザースプーンは”キューティブロンド”しか知らないけれど、どういう位置づけの女優さんなんだろうか?悪くないと思う。こういう役しか出来ないだろうけれど、こういう役をやらせれば、まさにこの人しかいないだろうな、って演技が出来ると思う。実際もこんな人じゃないのかな。
主人公がミュージシャンという設定なので(私は音楽に疎いのだけれど、実在の人なのだろいうか?)、たくさんの歌が出てくるのだけれど、みな、印象に残るよい歌。
主人公と奥さんの、どうしようもない価値観の違い、平行線は見ていて気の毒で、こういう関係でも修復なんか、努力次第でいつか出来たりするのかな、なんて本筋と関係ない感想を持ったり。
主人公は静かなようでいて、押しの強さ、強引さ、尋常で無さがあって、この映画のタイトルは”ウォーク・ザライン”だけれど、ついついラインを踏み外れてしまう、みたいなところがあり、それを妻の要望で、何とかラインに踏みとどまろう、みたいなことをしていて・・・、うーん。続きが観たかった。
10時過ぎに母親に、山田太一のドラマに変えられたのだけれど、”こっちがいつもドラマを観ているのは知っているでしょう? 忘れているようだったら、ちゃんと知らせてくれないと!”などと言われたって、私には分りません。あなたのマネージャーじゃないのだから、いちいちあなたの見ているドラマのスケジュールまで把握していないし。
私は観ている映画を中断させられたのですけど。
相手役のリース・ウィザースプーンは”キューティブロンド”しか知らないけれど、どういう位置づけの女優さんなんだろうか?悪くないと思う。こういう役しか出来ないだろうけれど、こういう役をやらせれば、まさにこの人しかいないだろうな、って演技が出来ると思う。実際もこんな人じゃないのかな。
主人公がミュージシャンという設定なので(私は音楽に疎いのだけれど、実在の人なのだろいうか?)、たくさんの歌が出てくるのだけれど、みな、印象に残るよい歌。
主人公と奥さんの、どうしようもない価値観の違い、平行線は見ていて気の毒で、こういう関係でも修復なんか、努力次第でいつか出来たりするのかな、なんて本筋と関係ない感想を持ったり。
主人公は静かなようでいて、押しの強さ、強引さ、尋常で無さがあって、この映画のタイトルは”ウォーク・ザライン”だけれど、ついついラインを踏み外れてしまう、みたいなところがあり、それを妻の要望で、何とかラインに踏みとどまろう、みたいなことをしていて・・・、うーん。続きが観たかった。
10時過ぎに母親に、山田太一のドラマに変えられたのだけれど、”こっちがいつもドラマを観ているのは知っているでしょう? 忘れているようだったら、ちゃんと知らせてくれないと!”などと言われたって、私には分りません。あなたのマネージャーじゃないのだから、いちいちあなたの見ているドラマのスケジュールまで把握していないし。
私は観ている映画を中断させられたのですけど。
昨日は日比谷スカラ座にてエリザベス・ザ・ゴールデンエイジを観る。
恋あり陰謀ありの盛りだくさんなエンタテイメント作品で、千円の価値(レディスデイだったので)はあるかもしれない。
家庭的には恵まれないけれど、タフで有能な女性の生き方、みたいに、ちゃんと現代風な落ちを付けている所がヒットする為には欠かせないのだろう。
ケイト・ブランシェットは適役で、是非続編、続続編も作って欲しい。前作もこの作品も彼女の実年齢と近いみたいだし、エリザベスはかなり長生きしたはずだから、この先も順次作っていって欲しいと思った。
スペインがエリザベス暗殺の陰謀に絡んでくるのは分かるのだけれど、メアリ(スコットランド女王)を罠にはめ、邪魔な二人の女王を一緒に始末しようとした、というのは、史実としてどうなのだろう? 別に目新しい考えではないのかな? 自分は知らなかった。
良く分からない。
ロビーで公開間近の作品のパンフレットを観ていたら、”燃えよ!ピンポン”というお馬鹿系の作品があって、あ.クリストファー・ウォーケン発見。
”エルトン・ジョンの払い下げのような服を好む短パンの悪魔”という役どころで、わー観たいなぁ☆
ネットで色々観ていたら、踊るウォーケン様も発見。
ほとんど吹き替え無しで実際に本人が踊っているみたいです。
けど、ウォーケンって平幹二朗に似ている気が。
http://jp.youtube.com/watch?v=HPbicuTjBjo
恋あり陰謀ありの盛りだくさんなエンタテイメント作品で、千円の価値(レディスデイだったので)はあるかもしれない。
家庭的には恵まれないけれど、タフで有能な女性の生き方、みたいに、ちゃんと現代風な落ちを付けている所がヒットする為には欠かせないのだろう。
ケイト・ブランシェットは適役で、是非続編、続続編も作って欲しい。前作もこの作品も彼女の実年齢と近いみたいだし、エリザベスはかなり長生きしたはずだから、この先も順次作っていって欲しいと思った。
スペインがエリザベス暗殺の陰謀に絡んでくるのは分かるのだけれど、メアリ(スコットランド女王)を罠にはめ、邪魔な二人の女王を一緒に始末しようとした、というのは、史実としてどうなのだろう? 別に目新しい考えではないのかな? 自分は知らなかった。
良く分からない。
ロビーで公開間近の作品のパンフレットを観ていたら、”燃えよ!ピンポン”というお馬鹿系の作品があって、あ.クリストファー・ウォーケン発見。
”エルトン・ジョンの払い下げのような服を好む短パンの悪魔”という役どころで、わー観たいなぁ☆
ネットで色々観ていたら、踊るウォーケン様も発見。
ほとんど吹き替え無しで実際に本人が踊っているみたいです。
けど、ウォーケンって平幹二朗に似ている気が。
http://jp.youtube.com/watch?v=HPbicuTjBjo
NHK大河ドラマ総集編DVD 太平記 3枚組
2007年12月17日 映画
DVD アミューズソフトエンタテインメント 2004/06/25 ¥15,120
某ブログでの批評文があまりに面白いので、それをを楽しみたいがために、観ていたような感もある、今年の大河ドラマ。
先程(今現在夜中の1時過ぎ)、覗いてみたら、しっかりもう批評が載っていました。
一年間、批評、ご苦労様でした。
ところで、大河ドラマといえば、私が一番好きなのは太平記。
脚本が池端俊策、主演が真田広之という、大好きな組み合わせ。
あまり大河ドラマらしくなく、歴史を追うだけでなくて、ちゃんとドラマになっていたと思う。
作品の本筋とは関係ない、ディテール好きな私としては、このドラマは、そういう特に意味の無いシーンがたくさんあって、そういう所も好きだったかも。
宮沢りえが、火鉢の灰に火箸で字を書き、子供に、「深山と書いて、みやまと読む」と教えるシーン。
若い尊氏が、初めて、鎌倉幕府に出仕し、他の御家人の子息と混じって、掃除をしている。「ホコリ良し、拭き掃除良し、」みたいな感じで、指差し確認をしているシーン。尊氏の律儀な性格を表していたり。
あるいは、煮詰まった政局を思案する会議の後、高師直は残り物のお菓子か何かをポリポリと食べ、尊氏の弟は、ひとりいきり立ち、尊氏は、鎌倉から届いた奥方の手紙を楽しそうに眺める、といった三者三様のシーン。
数えればきりが無い。
片岡孝夫が後醍醐帝の役で出ていたのだけれど、本当にきれいだった。
このドラマの中での尊氏は、この世に何か本当にきれいなもの、美しいもの、正しいものを探している、といった感じで描かれているので、その彼の目に天皇は、まさにそういったものの体現者のように映る。
だからこその傾倒なのだけれど、後醍醐帝を演じる役者さんには、それに見合う華が無ければならない。
孝夫さんは、まさにうってつけだった。
匂いたつような美しさ。
孝夫さんに限らず、このドラマは、本当に豪華キャストで、とても良かった。
ところで今回ぐぐって見ると、池端俊策さんの脚本は前半のみ。
後半は別の人が担当しているのですよね。
知らなかった、というか、ちっとも気が付かなかった。
どうして?
あと、下記のようなブログも発見。
ほんと、便利になったな、と思う。
あとは、総集編DVDだけでなく、全話収録のDVDも是非、出してください>NHKさん。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/REKISI/taiheiki/taiheiki.html
某ブログでの批評文があまりに面白いので、それをを楽しみたいがために、観ていたような感もある、今年の大河ドラマ。
先程(今現在夜中の1時過ぎ)、覗いてみたら、しっかりもう批評が載っていました。
一年間、批評、ご苦労様でした。
ところで、大河ドラマといえば、私が一番好きなのは太平記。
脚本が池端俊策、主演が真田広之という、大好きな組み合わせ。
あまり大河ドラマらしくなく、歴史を追うだけでなくて、ちゃんとドラマになっていたと思う。
作品の本筋とは関係ない、ディテール好きな私としては、このドラマは、そういう特に意味の無いシーンがたくさんあって、そういう所も好きだったかも。
宮沢りえが、火鉢の灰に火箸で字を書き、子供に、「深山と書いて、みやまと読む」と教えるシーン。
若い尊氏が、初めて、鎌倉幕府に出仕し、他の御家人の子息と混じって、掃除をしている。「ホコリ良し、拭き掃除良し、」みたいな感じで、指差し確認をしているシーン。尊氏の律儀な性格を表していたり。
あるいは、煮詰まった政局を思案する会議の後、高師直は残り物のお菓子か何かをポリポリと食べ、尊氏の弟は、ひとりいきり立ち、尊氏は、鎌倉から届いた奥方の手紙を楽しそうに眺める、といった三者三様のシーン。
数えればきりが無い。
片岡孝夫が後醍醐帝の役で出ていたのだけれど、本当にきれいだった。
このドラマの中での尊氏は、この世に何か本当にきれいなもの、美しいもの、正しいものを探している、といった感じで描かれているので、その彼の目に天皇は、まさにそういったものの体現者のように映る。
だからこその傾倒なのだけれど、後醍醐帝を演じる役者さんには、それに見合う華が無ければならない。
孝夫さんは、まさにうってつけだった。
匂いたつような美しさ。
孝夫さんに限らず、このドラマは、本当に豪華キャストで、とても良かった。
ところで今回ぐぐって見ると、池端俊策さんの脚本は前半のみ。
後半は別の人が担当しているのですよね。
知らなかった、というか、ちっとも気が付かなかった。
どうして?
あと、下記のようなブログも発見。
ほんと、便利になったな、と思う。
あとは、総集編DVDだけでなく、全話収録のDVDも是非、出してください>NHKさん。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/REKISI/taiheiki/taiheiki.html
ディレクターズカット ブレードランナー 最終版
2007年11月26日 映画 コメント (2)
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 1996/12/20 ¥2,100 2020年、絶えず酸性雨が降り注ぐ薄暗い地球に、植民地惑星から4体のレプリカントが脱走してきた。彼らの捕獲を依頼された「ブレードランナー」デッカードが、潜入したレプリカントたちを追う…。 フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作に、近未来を舞台にしたSFサスペンス。その卓越した近未来描写…
現在、新宿のバルト9で特別カット版が公開中。
この映画は、昔、名画座が盛んだった頃、何回も観た。
あの頃は、2本立て3本立ての名画座が多く、お目当てを観に行くついでに、何回か観ることになったのだと思う。時間に追われる今は出来ない芸当。
大抵、ターミネーターとセットで上映することが多かった。
けど、この2つは、アンドロイドという点では同じだけれど、それ以外は全然違うのだけれど。
あの頃、英語は全然話せなかったのだけれど、あまりに何回もみたせいで、幾つかの台詞は自然と覚えた。
ラスト近く、死ぬ間際のルトガー・ハウワーの言葉。
”all of the memories will be lost like tears in the rain,,,now it’s time to go "
正確かどうかは知らないけれど、当時、こんな風に聞き取った。
けれど、字幕では、”思い出は消える。涙のように。雨のように”みたいになっていて、
”雨の中の涙のように”じゃないの?、と思ったことを覚えている。
私の聞き間違えだろうか。
現在上映中の映画館は、新宿のバルト9。
確か、丸井の映画館。
昔の映画でも、大画面でもう一度観たいものはたくさんあるし、今の若い人にとっては”新作”と同じだろうから、こういう試みはどんどんやって欲しいと思う。
現在、新宿のバルト9で特別カット版が公開中。
この映画は、昔、名画座が盛んだった頃、何回も観た。
あの頃は、2本立て3本立ての名画座が多く、お目当てを観に行くついでに、何回か観ることになったのだと思う。時間に追われる今は出来ない芸当。
大抵、ターミネーターとセットで上映することが多かった。
けど、この2つは、アンドロイドという点では同じだけれど、それ以外は全然違うのだけれど。
あの頃、英語は全然話せなかったのだけれど、あまりに何回もみたせいで、幾つかの台詞は自然と覚えた。
ラスト近く、死ぬ間際のルトガー・ハウワーの言葉。
”all of the memories will be lost like tears in the rain,,,now it’s time to go "
正確かどうかは知らないけれど、当時、こんな風に聞き取った。
けれど、字幕では、”思い出は消える。涙のように。雨のように”みたいになっていて、
”雨の中の涙のように”じゃないの?、と思ったことを覚えている。
私の聞き間違えだろうか。
現在上映中の映画館は、新宿のバルト9。
確か、丸井の映画館。
昔の映画でも、大画面でもう一度観たいものはたくさんあるし、今の若い人にとっては”新作”と同じだろうから、こういう試みはどんどんやって欲しいと思う。
ディーバ ニューマスター版
2007年10月8日 映画DVD コロムビアミュージックエンタテインメント 2005/03/23 ¥2,940
かなり以前、観た作品。
フランス映画は、あまり好みではないのだけれど、唯一、これはお気に入りかもしれない。
映像がきれいで、感性が豊かで、そして、なおかつ、物語がちゃんとあってエンターテイメントに仕上がっている。カテゴリーとしては、サスペンスになるのかもしれないけれど、でも美しいお話し。
機会があったら、また観てみたいかな、と思う。
いつも思うのだけれど、セレクトショップ的な名画座というのは、何故無いのかな、と思う。
都内にはまだ幾つか名画座もあるのだけれど、大抵は、最近のロードショウ作品を複数組み合わせたものだと思う。
そうではなく、昔の良いものを館主の好みで、上映してくれれば、と思う。
このディーバでないけれど、映画館でまた観たい作品もあるし、誰か他の人、目利きの選んだ作品も観て見たい。
権利の問題などで、難しいのだろうか。
最近は、あまりに情報が溢れすぎているので、映画に限らず、本屋さんでも、CDショップでも、何でも、こじんまりとした”セレクトショップ”を作ってくれれば、良いのに、と思う。特に個人商店。品揃えの豊富さ、売れ筋の把握などは大手にかなわないだろうから、セレクトショップ化すれば、とも思うのだけれど。それとインターネットを組み合わせれば、先日訪れた茨城の着物やさんでは無いけれど、充分繁盛するのでは?と思う。
実際は、そう簡単にはいかないのかな。
かなり以前、観た作品。
フランス映画は、あまり好みではないのだけれど、唯一、これはお気に入りかもしれない。
映像がきれいで、感性が豊かで、そして、なおかつ、物語がちゃんとあってエンターテイメントに仕上がっている。カテゴリーとしては、サスペンスになるのかもしれないけれど、でも美しいお話し。
機会があったら、また観てみたいかな、と思う。
いつも思うのだけれど、セレクトショップ的な名画座というのは、何故無いのかな、と思う。
都内にはまだ幾つか名画座もあるのだけれど、大抵は、最近のロードショウ作品を複数組み合わせたものだと思う。
そうではなく、昔の良いものを館主の好みで、上映してくれれば、と思う。
このディーバでないけれど、映画館でまた観たい作品もあるし、誰か他の人、目利きの選んだ作品も観て見たい。
権利の問題などで、難しいのだろうか。
最近は、あまりに情報が溢れすぎているので、映画に限らず、本屋さんでも、CDショップでも、何でも、こじんまりとした”セレクトショップ”を作ってくれれば、良いのに、と思う。特に個人商店。品揃えの豊富さ、売れ筋の把握などは大手にかなわないだろうから、セレクトショップ化すれば、とも思うのだけれど。それとインターネットを組み合わせれば、先日訪れた茨城の着物やさんでは無いけれど、充分繁盛するのでは?と思う。
実際は、そう簡単にはいかないのかな。
毛皮のエロス~ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト~
2007年6月15日 映画DVD ギャガ・コミュニケーションズ 2007/08/03 ¥3,990 1958年ニューヨーク。ファッション写真家の夫アランのアシスタントをしていたダイアンは、スタジオのあるアパートで開催されるショーの日、同アパートに引っ越してくる人物を見かけた。体はマントで、顔は帽子と布で覆い隠している男に目を奪われる。彼の名はライオネル。彼のことが気になって仕方がない彼女は、カメラを持って何度もライ…
昨晩、渋谷で観て来た。
というか、もともと単館公開なので、ここだけでしか観れないうえに、いつの間にか、20:45分の回しか上映されてなくて、おまけに、今日、金曜日まで。
夜の外出は気が進まないのに・・・、雨降りなのに・・・、と、萎える気持ちを何とか鼓舞して、出かけてきた。
結果は・・・観に行って良かった。
何だろう。はまる人にははまる作品だと思う。
もともと男性には障害があって、おまけに不治の病で余命数ヶ月。階下に住む美貌の人妻とのプラトニックな愛・・・って、ストーリーもかいつまみ方によっては、まるで韓国ドラマみたいになるけれど(笑)、もちろん、これはそういう作品ではありません。
「毛皮のエロス」という邦題の”エロス”の部分は、日本独自。
フリークがたくさん出て来た、風変わりな設定だけれど、エロスは違うかも。
この”不治の病”の男性、ライオネルは、変わった性癖の持ち主だけれど、基本的に彼は、観るだけ、聞くだけ。自分は拘わらない。
だからこそ、ラスト近くのニコール・キッドマンとのシーンが、活きてくるのだと思う。もっとも、この場面でも彼は、キッドマンを見つめていたけれど。
そして、ニコール・キッドマンの圧倒的な美しさ。
この美しさが作品の説得力を増す。
この作品は、この2人以外の配役は考え付かないかも。それほど、キッドマンもロバート・ダウニー・Jrも良かった。
色々と説明不足もあるような気がするけれど、でももう一度観てみたいピュアな”ラブストーリー”。
それにしても、性癖は違うけれど、自分もいわば世間とは違う人間なので、身につまされる。
昨晩、渋谷で観て来た。
というか、もともと単館公開なので、ここだけでしか観れないうえに、いつの間にか、20:45分の回しか上映されてなくて、おまけに、今日、金曜日まで。
夜の外出は気が進まないのに・・・、雨降りなのに・・・、と、萎える気持ちを何とか鼓舞して、出かけてきた。
結果は・・・観に行って良かった。
何だろう。はまる人にははまる作品だと思う。
もともと男性には障害があって、おまけに不治の病で余命数ヶ月。階下に住む美貌の人妻とのプラトニックな愛・・・って、ストーリーもかいつまみ方によっては、まるで韓国ドラマみたいになるけれど(笑)、もちろん、これはそういう作品ではありません。
「毛皮のエロス」という邦題の”エロス”の部分は、日本独自。
フリークがたくさん出て来た、風変わりな設定だけれど、エロスは違うかも。
この”不治の病”の男性、ライオネルは、変わった性癖の持ち主だけれど、基本的に彼は、観るだけ、聞くだけ。自分は拘わらない。
だからこそ、ラスト近くのニコール・キッドマンとのシーンが、活きてくるのだと思う。もっとも、この場面でも彼は、キッドマンを見つめていたけれど。
そして、ニコール・キッドマンの圧倒的な美しさ。
この美しさが作品の説得力を増す。
この作品は、この2人以外の配役は考え付かないかも。それほど、キッドマンもロバート・ダウニー・Jrも良かった。
色々と説明不足もあるような気がするけれど、でももう一度観てみたいピュアな”ラブストーリー”。
それにしても、性癖は違うけれど、自分もいわば世間とは違う人間なので、身につまされる。
ラブソングができるまで(出演 ヒュー・グラント ドリュー・バリモア)
2007年5月11日 映画
ヒュー・グラント、ドリュー・バリモアというラブコメ最強コンビが実現。ふたりの余裕たっぷりの演技で、誰もが素直に楽しめる一作になっている。1980年代に「PoP」というバンドで人気を博したアレックスだが、現在は過去の栄光にすがる日々。そんな彼のもとに、今をときめく若手シンガーから新曲製作の依頼が来た。部屋に植木の水やりの…
一応ヒュー好きなもので、観てきた。
やっぱりヒュー・グラントはいいなぁ。この映画でもヒューグラント以外の何者でもない。
情けない、少し皮肉っぽくて、女好きで、でも妙に愛嬌のある役をやらせたら天下一品。
ていうか、先日のアクターズ・スタジオのインタビュー番組にも出ていて、いかにもイギリス風な、皮肉がかったジョークを飛ばしていたのだけれど、あれが正に地。70になっても、しわしわおじじになっても(今でもそうだけれど)、変わらず人気は続くような気がする。
この映画はストーリー自体は、他愛の無いお話し。
お金もかかってなさそうだし、全然役に立ったり、考えさせられたりするものではありません。
でも、見て和む。
それは、やっぱりヒュー・グラント効果だし、あと、彼以外の登場人物も皆、良かった。
ドリュー・バリモアのお姉さん役(ERに出ていた人、すぐ分った)も超貫禄で、素敵だし、歌姫コーラ役の割と新人の女優さんも不思議な味で、よくマッチしていた。
それにしても。
近所のシネコンの夜の回で観たのだけれど、観客は私ひとりだった。
超スリリング。
セキュリティ対策は、万全なのだろうか。
ひとりならまだよいのだけれど、誰か知らない人と二人きりだと、逃げ出すかも。
一応ヒュー好きなもので、観てきた。
やっぱりヒュー・グラントはいいなぁ。この映画でもヒューグラント以外の何者でもない。
情けない、少し皮肉っぽくて、女好きで、でも妙に愛嬌のある役をやらせたら天下一品。
ていうか、先日のアクターズ・スタジオのインタビュー番組にも出ていて、いかにもイギリス風な、皮肉がかったジョークを飛ばしていたのだけれど、あれが正に地。70になっても、しわしわおじじになっても(今でもそうだけれど)、変わらず人気は続くような気がする。
この映画はストーリー自体は、他愛の無いお話し。
お金もかかってなさそうだし、全然役に立ったり、考えさせられたりするものではありません。
でも、見て和む。
それは、やっぱりヒュー・グラント効果だし、あと、彼以外の登場人物も皆、良かった。
ドリュー・バリモアのお姉さん役(ERに出ていた人、すぐ分った)も超貫禄で、素敵だし、歌姫コーラ役の割と新人の女優さんも不思議な味で、よくマッチしていた。
それにしても。
近所のシネコンの夜の回で観たのだけれど、観客は私ひとりだった。
超スリリング。
セキュリティ対策は、万全なのだろうか。
ひとりならまだよいのだけれど、誰か知らない人と二人きりだと、逃げ出すかも。
マリー・アントワネット (監督 ソフィア・コッポラ)
2007年2月2日 映画
さっき近所のシネコンで観て来たところ。
月初め割引。千円。
でも、ガラガラ状態だった。
感想は、どうなんだろう。
女の子の、女の子による、女の子の為の映画、って感じかな。
甘〜いお話し。
最初から最後までこの調子で通したのは、あっぱれと思った。
こういう作品は、若い女性じゃなければ作れないし、かといって、何のコネもない新人じゃ、とてもじゃないけど高額な予算を出して貰えない様な作品。
親の七光り様様だよね。
一観客として堪能しました。
家に帰って、久々に山川の世界史用語集なんて、引っ張り出してチェックしてみる。
高校時代の遺物。
ルイ14世と15世の治世がすごく長い。
二人とも5歳ぐらいで即位したから、50年以上在位期間がある。
ルイ14世の曾孫が15世で、15世の孫が16世。
え?
知らなかった。
お父さんとかは、どうしたのだろう?
約200年前か〜。
つい最近の出来事かも。
月初め割引。千円。
でも、ガラガラ状態だった。
感想は、どうなんだろう。
女の子の、女の子による、女の子の為の映画、って感じかな。
甘〜いお話し。
最初から最後までこの調子で通したのは、あっぱれと思った。
こういう作品は、若い女性じゃなければ作れないし、かといって、何のコネもない新人じゃ、とてもじゃないけど高額な予算を出して貰えない様な作品。
親の七光り様様だよね。
一観客として堪能しました。
家に帰って、久々に山川の世界史用語集なんて、引っ張り出してチェックしてみる。
高校時代の遺物。
ルイ14世と15世の治世がすごく長い。
二人とも5歳ぐらいで即位したから、50年以上在位期間がある。
ルイ14世の曾孫が15世で、15世の孫が16世。
え?
知らなかった。
お父さんとかは、どうしたのだろう?
約200年前か〜。
つい最近の出来事かも。
DVD 童話の原作者として知られるグリム兄弟を主人公にしたファンタジー。19世紀初め、フランスが占領するドイツで、悪魔ばらいと称して詐欺をはたらく兄弟が、呪われた森に住む本物の魔女と闘うことになる。テリー・ギリアム監督の演出により、兄弟を演じるマット・デイモンとヒース・レジャーが、これまでの作品とは違った新たな魅力を放つ一…
テリー・ギリアムの監督作品なので、左目痛を押して観に行った。
どうしても期待過多になってしまって、正しい評価が出来ないかもしれないのだけれど・・・まぁ良い作品なのでは?と、思う。
私的には、この映画はやっぱり「兄弟愛」がテーマかなぁ、とも。ああいう兄もああいう弟もいるよね、って感じ。
マッド・デイモンが王子様キャラなんだけれど、案外これが良かった。
あと、多くの人が指摘している通り、この映画は結構笑える作品でもある。
「未来世紀ブラジル」の主人公役、ジョナサン・プライスの名前をエンディングクレジットに見つけ、「え?出てた?」と思い、パンフレットでチェックすると、嫌味なフランス人将軍の役だった。
20年経つんだから、役者も歳をとるよね。
ちょっと悲しかった。
テリー・ギリアムの監督作品なので、左目痛を押して観に行った。
どうしても期待過多になってしまって、正しい評価が出来ないかもしれないのだけれど・・・まぁ良い作品なのでは?と、思う。
私的には、この映画はやっぱり「兄弟愛」がテーマかなぁ、とも。ああいう兄もああいう弟もいるよね、って感じ。
マッド・デイモンが王子様キャラなんだけれど、案外これが良かった。
あと、多くの人が指摘している通り、この映画は結構笑える作品でもある。
「未来世紀ブラジル」の主人公役、ジョナサン・プライスの名前をエンディングクレジットに見つけ、「え?出てた?」と思い、パンフレットでチェックすると、嫌味なフランス人将軍の役だった。
20年経つんだから、役者も歳をとるよね。
ちょっと悲しかった。
コメントをみる |

DVD 松竹 2004/11/25 ¥2,500 21世紀初頭、人類は細菌によって絶滅の危機に瀕していた。科学者たちは細菌の流布に「12モンキーズ」が関わっていると突き止め、囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)を細菌が蔓延しはじめた1996年に送り込む。細菌をまいたのは果たして誰なのか…。 全編スチール構成のショートムービー『LA JETEE』(監督:クリス・マルケル)…
監督はテリー・ギリアム。「未来世紀ブラジル」とかも撮った人だ。作品の完成度としては、ブラジルのほうがいいのかもしれないけれど、私好みなのはこっちのほう。
主役のブルース・ウィルスは精神病院の入院患者だし、脇役のブラッド・ピットもそう。ヒロインのマデリーン・ストウは、精神科医。
と、とことん素敵な(笑)舞台設定なのだけれど、はっきり言って私は此れほど美しいラブ・ストーリーは観た事がないです(^^)
ある意味、韓国映画とかの対極をいく作品かなぁ。
さすがハリウッド。
これだけメジャーな俳優を使って、こんな映画だって撮れるんだよね。
そしてテリー・ギりアムの真骨頂は何と言っても、美しい映像。
もうじきグリム兄弟を主役にした映画が公開されるけれど、楽しみです。
監督はテリー・ギリアム。「未来世紀ブラジル」とかも撮った人だ。作品の完成度としては、ブラジルのほうがいいのかもしれないけれど、私好みなのはこっちのほう。
主役のブルース・ウィルスは精神病院の入院患者だし、脇役のブラッド・ピットもそう。ヒロインのマデリーン・ストウは、精神科医。
と、とことん素敵な(笑)舞台設定なのだけれど、はっきり言って私は此れほど美しいラブ・ストーリーは観た事がないです(^^)
ある意味、韓国映画とかの対極をいく作品かなぁ。
さすがハリウッド。
これだけメジャーな俳優を使って、こんな映画だって撮れるんだよね。
そしてテリー・ギりアムの真骨頂は何と言っても、美しい映像。
もうじきグリム兄弟を主役にした映画が公開されるけれど、楽しみです。
コメントをみる |

DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005/01/01 ¥4,179 バダの砂漠地帯で異常な振動が観測され、地震学者や付近の住民たちが現地に赴くが、その振動の正体は、なんと地底に生息する謎のモンスターの仕業であった。やがてモンスターは次々と人々を襲い始め、人々は街へ避難していくが…。 いわゆるモンスター・パニック映画なのだが、テンポのいい展開や、ケヴィン・ベーコンやフレッド・ウ…
昨日は東京の家に泊まる。
新聞もないし、適当にテレビを付けたら、テレビチャンピオン(この日はクレーアニメがテーマ)の後に始まったのが、毎度お馴染みの(笑)トレマーズ。
確か初めて観たのがやっぱり、テレビ東京だったと思うのだけれど、それ以来何回観た事か。
楽しいし明るいし、元気出るし、ついつい観ちゃうんだよね。
一応、何人か死者もでるホラー映画なのだけれど。
アメリカのど田舎の風情もいいし、ケビン・ベーコンのにいちゃんぶりもいいし、相棒のおっさんもいいし、ガンマニアのランボー夫婦もいい。
今回、これを書く前に、インターネットでチェックしたら、この作品、「マニアには根強い人気」なのだそう。
なるほど。20年近く前の作品なんだけれど、未だにゴールデンタイムに放映されるっていうのも、やっぱ人気あるってことだよね。って、テレビ東京だからか?
あと、ケビン・ベーコンがまだ若くて可愛い!
最近の渋い役や悪役もいいんだろうけれど、フットルースを公開時に知っている自分としては、やっぱりこういう役のほうがいいなぁ。いつからあんなにふけたんだ?(笑)
昨日は東京の家に泊まる。
新聞もないし、適当にテレビを付けたら、テレビチャンピオン(この日はクレーアニメがテーマ)の後に始まったのが、毎度お馴染みの(笑)トレマーズ。
確か初めて観たのがやっぱり、テレビ東京だったと思うのだけれど、それ以来何回観た事か。
楽しいし明るいし、元気出るし、ついつい観ちゃうんだよね。
一応、何人か死者もでるホラー映画なのだけれど。
アメリカのど田舎の風情もいいし、ケビン・ベーコンのにいちゃんぶりもいいし、相棒のおっさんもいいし、ガンマニアのランボー夫婦もいい。
今回、これを書く前に、インターネットでチェックしたら、この作品、「マニアには根強い人気」なのだそう。
なるほど。20年近く前の作品なんだけれど、未だにゴールデンタイムに放映されるっていうのも、やっぱ人気あるってことだよね。って、テレビ東京だからか?
あと、ケビン・ベーコンがまだ若くて可愛い!
最近の渋い役や悪役もいいんだろうけれど、フットルースを公開時に知っている自分としては、やっぱりこういう役のほうがいいなぁ。いつからあんなにふけたんだ?(笑)
コメントをみる |
