「将棋の子」
2003年5月17日昨日借りてきた、大崎善生の「将棋の子」を、読み終わる。
ほとんど一気に読み上げたような感じだ。
よく出来た作品だし、作者の感性も確かなものだとは思うけれど、それでも読後に一種釈然としないワダカマリのようなものが残る。
私は将棋についての知識が殆どないから、よくはわからないのだけれど、この作品の登場人物には総てモデルがいるはずだよね?
作者にそのつもりはないのだろうけれど、結局彼はそれらモデル達の人生を利用し、彼らの傷をえぐり出しているように思える。
私自身、繊細すぎる人間だから良くわかるのだけれど、時に「すごく良く共感してくれて、痛みを本当に理解してくれる人」なんかよりも、無神経で感性なんか全然無い人間のほうが有難かったりするのだ。
だって、そうでしょう?
結局は自分の傷なんだから、自分で治さなければならない。
何の助けにもならないのだったら、なまじ哀れまれるより、そんな傷なんかに全然気づきもしない無神経な人達のほうが癒しになる。
って、何言ってんだか。
よくわからないね。
ほとんど一気に読み上げたような感じだ。
よく出来た作品だし、作者の感性も確かなものだとは思うけれど、それでも読後に一種釈然としないワダカマリのようなものが残る。
私は将棋についての知識が殆どないから、よくはわからないのだけれど、この作品の登場人物には総てモデルがいるはずだよね?
作者にそのつもりはないのだろうけれど、結局彼はそれらモデル達の人生を利用し、彼らの傷をえぐり出しているように思える。
私自身、繊細すぎる人間だから良くわかるのだけれど、時に「すごく良く共感してくれて、痛みを本当に理解してくれる人」なんかよりも、無神経で感性なんか全然無い人間のほうが有難かったりするのだ。
だって、そうでしょう?
結局は自分の傷なんだから、自分で治さなければならない。
何の助けにもならないのだったら、なまじ哀れまれるより、そんな傷なんかに全然気づきもしない無神経な人達のほうが癒しになる。
って、何言ってんだか。
よくわからないね。
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