ネスカフェか何かのコマーシャルに使われている、谷川俊太郎の詩がとても良いので、彼の詩集が読みたくなった。
彼の詩は結構好き。
気負いがなくて、解り易くて、それでいて深いと思う。

私も若い頃は、もっと屈折した若者特有のナイーブな「コトバ」を作る人が好きだったけれど、最近は好みが変わって、彼のように強くてまっすぐな本当の意味で才能がある人が好きになって来た。
サネトモだのチュウヤだのテラヤマだのは、若い時にこそ深く共感するものかもしれない。

昔、谷川俊太郎が約したマザーグースの詩集が大好きだったっけ。
お父さん同様、うんと長生きして、素敵な詩をもっともっとたくさん作って欲しい。

ところで詩集といえば、電車の中で詩集を読んでいる人を、私は今までに2回だけ見た事がある。
両方とも男の人。
ひとりは日本人。
もうひとりは外国人で、英語の詩を読んでいた。

何でもありの電車の中だけれど、詩集を読んでいる人って案外少ないんだよね。
謡曲なんかは、たまにあるんだけれど。
あと、楽譜を見ている人も結構多い。

コピーライターでもなく、作詞家でもない純粋の詩人なんて、今の世にどのくらいいるのかなぁ。

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