5月31日の日記

2004年5月31日
先日、近所の図書館に行って借りてきた本を、少しずつ読み始める。
ここの図書館は出来たばかりで、本も総て新しく購入したものばかりのようで、ぴかぴかの新品で気持ちがいい。

が。
やはり読書というのは歳を取ると出来ないみたいだ。
新聞の書評欄で興味を覚えたものばかり借りてきたのだけれど、何ていうか若い時と違って、どの本に対しても批判的な感想を持ってしまう。

例えば、

「パートタイム・パートナー」 平安寿子 

売れっ子の作者みたいだけれど、数行読んだだけで、言葉使いにザラリとした違和感を感じ、短編を一作読み終えた時点で、
「何か違うなぁ」という雰囲気。

あとは、

「我的中国」 リービ英雄

別に悪くはないのだけれど、ただ、この人の「ウリ」というのは、やっぱり日本語が堪能な、アジア育ちのアメリカ人ってことなんだろうなぁって印象。
それ以上の何かは無いような気も。
ただ、この作者は今回が初めてだし、それもまだ読み終えたわけではないので、何とも言えないけれど。

あと、

「エコノミスト南の貧困と闘う」 ウィリアム・イースタリー

私は経済には疎いし、この本も難しい言葉がたくさん出てきて、総て理解しているとは言い難いのだけれど、でも何か違うような気もする。
この本で作者は、経済的に発展することが、途上国にとって、幸せになるための”必要条件”、みたいなスタンスのもとでものを言っているような気もするのだけれど、そうかなぁ。
私はむしろ、この「発展しなければならない」、「進歩しなければならない」、という考え方に強迫観念のようなものを感じるのだけれど。
グラフだの、数値だのを多用して、絶えず統計をとって、みたいなものは違うような。
だって、幸せってあくまで主観だもの。

まぁ難しい。

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