9月8日の日記
2006年9月8日「元禄・下級武士の生活」雄山閣出版
上は、現在読んでいる本のうちの一つ。
元禄四年(1691年)から享保二年(1717年)まで、17歳の時からえんえん27年間、死ぬ前年まで書かれた、尾張藩のある武士の日記の抜粋だ。
公のものでは無く、本当にブログ感覚なので、食べ物のこと、趣味の浄瑠璃や人形操り見物、同僚や上司の噂話、江戸から流れてきた風聞、など、内容は取りとめがないのが楽しい。
また、文体が、候文あり、漢文あり、で、かなり滅茶苦茶。
心中事件について書いてある部分は、浄瑠璃調になっていて(そしておそらくはあんまり上手じゃなくて)、ほんと可笑しい。
そうかと思うと、その時代特有の常識(でも現代では全然許されないもの)が突然出てきて、思わずぎょっとしたり。
その時代の普通の人が書いた、その時代のものを読むのが、一番時代に触れられるかな。時間はかかるけど。
時代劇とかは勿論、現代の専門家とかが書いた「江戸の生活」みたいなものにも、ずいぶん間違いがあると思う。
それにしても、私は本当に日記好きだ。
ただただひたすら読む。
何を食べた。
何を見た。
どこへ行った。
細かなディテール、日常茶飯事、どうということのないもの。
普通の人の普通の日記。
そういうものを読むのが好き。
有名な人の文章って普遍性があるから、時代に影響されにくい。
そうじゃない人達の書く文のほうが、そういう意味で楽しいって面もあるのかな。
一部抜粋します。
元禄四年
閏八月二日
彼岸に入る。大須にて操り、新今川。見世物白鼠。軽態小鷹和泉。
解説によると、
大須は名古屋の盛り場、操りは人形浄瑠璃、新今川は演目名だそうです。
見世物小屋の白鼠、見てみたい!
上は、現在読んでいる本のうちの一つ。
元禄四年(1691年)から享保二年(1717年)まで、17歳の時からえんえん27年間、死ぬ前年まで書かれた、尾張藩のある武士の日記の抜粋だ。
公のものでは無く、本当にブログ感覚なので、食べ物のこと、趣味の浄瑠璃や人形操り見物、同僚や上司の噂話、江戸から流れてきた風聞、など、内容は取りとめがないのが楽しい。
また、文体が、候文あり、漢文あり、で、かなり滅茶苦茶。
心中事件について書いてある部分は、浄瑠璃調になっていて(そしておそらくはあんまり上手じゃなくて)、ほんと可笑しい。
そうかと思うと、その時代特有の常識(でも現代では全然許されないもの)が突然出てきて、思わずぎょっとしたり。
その時代の普通の人が書いた、その時代のものを読むのが、一番時代に触れられるかな。時間はかかるけど。
時代劇とかは勿論、現代の専門家とかが書いた「江戸の生活」みたいなものにも、ずいぶん間違いがあると思う。
それにしても、私は本当に日記好きだ。
ただただひたすら読む。
何を食べた。
何を見た。
どこへ行った。
細かなディテール、日常茶飯事、どうということのないもの。
普通の人の普通の日記。
そういうものを読むのが好き。
有名な人の文章って普遍性があるから、時代に影響されにくい。
そうじゃない人達の書く文のほうが、そういう意味で楽しいって面もあるのかな。
一部抜粋します。
元禄四年
閏八月二日
彼岸に入る。大須にて操り、新今川。見世物白鼠。軽態小鷹和泉。
解説によると、
大須は名古屋の盛り場、操りは人形浄瑠璃、新今川は演目名だそうです。
見世物小屋の白鼠、見てみたい!
コメント