9月13日の日記

2006年9月13日
火曜日の昼、一時半ごろから、NHK・BSでアニメの赤毛のアンの再放送をやっている。
きのうは、ちょうどアンが、孤児院から男の子と間違えられてグリーンゲーブルスにやって来たあたりで、また孤児院へ戻される、みたいなところ。
もう20年以上前の作品のはず。
古風な感じの味わいが出てきていて、すごく良かった。
自然の描写、アンの寝室の屋根裏部屋や台所などのディテールなどもしっかり描かれていて、いい。

「おや。まだ着物を着替えてないのかい?」
これはマリラの台詞なのだけど、そう、「着物」を着替える。
昔、祖母なんかもこう言ってたかなぁ。
洋服でも着物なんだよね。

確か小説の訳者はムラオカハナコだったかと思うけど、その古い訳をそのまま使っているような台詞まわし、そして、オリジナルの英語の感覚がそのまま生きているような味わい。
いいな。
キスじゃなく接吻。パッチワークじゃなく、何だろ、何とか細工って言っていたはず。訳本では。

スタッフ名には、宮崎駿の名前があった。
実をいうと、あまり彼は好きではないのだけど、それでもこの頃の作品は文句なく良かった。
そう過去形です。
歳をとるって難しい。

コメント