2月7日の日記

2007年2月7日
先日、職場で、二ヶ国語版日本地図をぼんやり眺めていて、今更ながら、日本が東西南北に長いことに驚く。
石垣島は殆ど台湾だし、小笠原諸島は、頼りなさげに、南の海に浮かんでいる。

で、父島について、色々調べてみたのだけれど、中々興味深い。

診療所が1つ。
歯医者が1つ。
接骨医院が1つ。

住民はなぜか都営住宅やアパートに住んでいる人が多く、家賃は1DKで6万から7万円台と、結構な値段。

お寺は無く、教会と神社がひとつずつ。

アクセスはというと、竹芝桟橋から週に1便フェリーが出ていて、25時間かかる。

父島・母島は知っていたけれど、その他、兄島、弟島、姉島、妹島、孫島、姪島、嫁島、まであるのは、知らなかった。

捕鯨船の通り道だったから、某白人系アメリカ人の家族とミクロネシア系の人達が住み着き、ペリーとかにも炭などを売って生計を立て、その後、明治になってすぐ、日本政府か領土権を主張。結局、日本領になったみたい。
だから、欧米系の日本人がいたのだけれど、戦後は、アメリカの支配が続き、昭和40年代に日本に返還。

一山あてよう、みたいな家族が住み着いたってところが、いかにもアメリカンな開拓者精神ぽくって楽しい。
西へ西へと移動して、ついには太平洋を遠く越え、父島までたどり着いたのかな。

うーん。
日本も「ほぼ単一民族」などと言っても、やっぱり色々ある。
戦前はかなり豊かな島みたいだったので、だったら差別とかもおこりにくいだろうし、そうなるとニュース性も無く、話題にはならないかもね。
沖縄より、秘境っぽくて面白い。

昔、「ジャングル地蔵」って、漫画があって、打ち切りのような感じで連載ストップ。
作者が恨みがましいコメントを残していたので、編集部との確執もあったよう。
まあ、あまり人気もなかったみたいだったし。
でも、一部で超受けていた。
もちろん、私もその「一部」。
大好きだったんだけれど。

で、この「ジャングル地蔵」の舞台が江戸時代の父島。
ああ。
本当に面白い漫画だったんだけどな。残念。

いつか、そのうち行ってみたい。

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