3月26日の日記

先日、NHK教育で、「すくすく子育て「わが子がかわいく思えない〜親子にもある？相性のよしあし〜」というのをやっていて、偶然、観た。

ようするに、「子供が可愛いと思えない」というお母さんからの相談なのだけれど、世の中のお母さんにアンケートを取ると、多くの人が、「子供を可愛いと思えない時がある」と、答えている、とのことだった。

でも、私があれ？と思ったのは、その一方で、「子供を可愛くない、なんて思ったことは、ただの一度もない！」と答えているお母さん達も結構いた、ということだった。

うーん。
確かにそうだよね。
電車とかで、親子連れを観察していても、本当に仲が良く、見ていて微笑ましい親子というのは、よくある。
こういうお母さんは、子供を可愛くない、なんて思うことは、一瞬たりともないだろうなぁ、と思う。

番組では、親子関係も相性、と言っていたけれど、相性の良くない親子関係にめぐり合わせた人は、本当に不幸だと思う。
昔だったら、親以外に、祖父母や、未婚の叔父叔母、年の離れた兄弟など、色々な人が家族の中にいただろうから、そういう人達の中で、ウマの合う人も見つけられただろうけれど。

今は、核家族で、一人っ子だったりすると、お父さんお母さんしかいない。
なのに相性が悪かったり、あるいは、子育てをするに値しない両親だったりする可能性もあるわけで。
ほんと、人間は生まれながらにして不平等だな、と思う。

そういう意味で、宗教団体などが、子育てを親の手から取り上げ、皆で平等に取り組んだりしているのも分るかも。