ISBN:4860641191 単行本 畠山 雄二 ベレ出版 2006/04 ¥1,680

アマゾンのレビューなどを読むと、おおむね好評のようなのだが、うーん。どうなのだろう? 私には、かなり”困った本”に思えた。
いわゆる中学・高校英語を更に突き詰めた参考書。
学校時代、英語の成績が良くて、先生の説明では満足しなかった秀才向けというか。
普通の英語、普通の英会話を身に付けたい、という人には役にたたないどころか、立派な経歴の作者が自身たっぷりに説明しているので、こんな風に勉強すれば、英語が身に付くのか!と勘違いする人が出てきそう。

本来、学校の勉強が得意な秀才というのは、頭が良いわけだから、当然英会話だって出来るようになるはずで、でも、日本と言うのは、そういう人達をこういう方向へ導いてしまうから、問題なんだろうなぁ。
ほんと、もったいない。

ちなみに使役動詞の後ろは何故動詞の原型なのか?
私のやり方は、そんなことは、とりあえず考えなくても良い。
そういうものだと、ルールの一つとして覚える。
そして、たくさんの文章に触れ、聞き、喋り、暗誦する。
そうすると、何となく、その内、うっかり”s”なんか付けると気持ちが悪くなる。
で、そういうことをやっている内に、何となく理由のようなものが分かってくる、という感じかな・・・

? He thinks that she likes cats .
? He let her go out of the room.
? He always helps her do that.

”ネコが好き”なのはあくまでも彼女という?と違って、?と?の主役は話し手の彼・・・そんな気がする・・・。それが理由?
help は使役動詞ではないのかもしれないけれど、私のイメージでは同じような理由です。

全然見当外れかもしれないけれど、こうして自分なりの感覚が身に付ければそれで良いと思うし、その方が強いように思えるのだけど。

けど、立派な肩書きの専門家にはかなわないよね。
大西泰斗先生あたりには、もっと頑張って欲しい。

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