もともと明るい性格なので、病状の割にはそれ程気にしていないように見える母親。

一方私ときたら、心配で心配で、舌は痛いわ、喉のヒステリー球は大きさを増すわ、また、胸は潰れるように痛い。その内、なんちゃって狭心症がまた出てきそう(これは案外痛いし、突然やってくるので困る)。

今日は、近所のぴかぴかの大学病院に出かけ、新しい先生とお会いしてきた。

とはいえ、ここに来るのは、実は初めてではない。


近所のかかりつけ医は、本来消化器系だし、前回、紹介状を書いてくださった時、”これからはこちらの大学病院で面倒を見てください”という風に伝えたつもりなのだそう。

それを何の勘違いか、大学病院側は、検査だけしてまたかかりつけ医に送り返してしまった。
だから、再度、今回は紹介状無しで、出かけた次第。

そして、今回は、前回かかった先生ではなく、別の先生にかかることにした。

というのは、前回、先生を選ぶ時、かかりつけ医が、

”おれさぁ、前に患者さんにA先生を紹介したら、感じが悪い、って後で言われちゃって。どうします? もう一人のB先生にしますか? こちらの先生は1週間に1回しか見えないのだけれど”

と、いうので、B先生にしたのだけれど。

けど、後で、母親のお友達の病院通の人が、
”あら! 私、A先生にかかったことがあるのだけれど、本当に本当に名医よ! あらいやだ!”などと言うので、どうせなら、今回はA先生に診て頂くことに。

そうしたら、この先生がビンゴ!
第一印象、第二印象ぐらいまでは、非常に悪かった。
特に第一印象。回れ右をして、帰りたくなるぐらいの酷さ。
オタク系というかアキバ系というか、暗そうだし、意地悪そう。愛想のかけらも無い。

けれど、何だろう? 最近は、医療裁判などをおそれてか、当たり障りのないことを言う医師が多いなか、この先生は、はきはきと思った事を自分の言葉で言うのに好感が持てた。
また、”タイピスト”としては、この先生のタイピングにも好感。非常に軽く、美しいキータイピング。
前回の先生はバタバタと麗しくなかったから(て、こんなことで医師を判断するべきでないのだろうけれど)。


おまけに、前回撮った画像を見て、
”肺がかなり大きい。息切れはこれから来ているかもしれない”と、おっしゃった。
これは目からウロコ。
今まで誰も指摘しなかったものなー。

6年前、弁膜症の手術をし、こちらは幸いな事に、自分の弁を修理するだけで済み、逆流もなくなったのに、何故か、運動時のぜーぜーは、まるで改善されなかった。
これが肺から来ているとなると、納得がいく。

一方、足のむくみは心臓から。
この2つのミックスタイプだったのだ、と、がてんがいった。

となると、はたして6年前の手術は必要だったのだろうか、という疑念が湧いたり。

まぁ過去のことは仕方が無いけれど。

どの先生を選ぶか。近所の循環器系のクリニックか、あるいは、この大学病院か。
”選択出来ない”自分としては、この間から随分迷ったけれど、これで一安心。

気のせいか、胸の痛みも少々良くなった。

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