等々力ー東京駅丸の内口
2009年11月4日 日常世田谷区等々力と東京駅丸の内口を結ぶバス路線は、東京の家の近くを通るので、たまに利用する。
平日は渋滞で使い物にならないけれど、休日は非常に快適。白金、東京タワー、愛宕山、日比谷といった場所を通るので、ちょっとした観光気分だし、2路線利用になる電車よりリーズナブル。
利用者は結構多く、本数も多いし、都バスと東急の共同運行なのも面白い(ちなみに都バスは200円で、東急は210円)。
それから運行距離数が長いせいかもしれないが、ベテランの運転士さんが多いような気がするのも良い。
昨日も利用したのだけれど、非常に感じが良く運転技術も申し分の無い人だった。こんな小さなことでも嬉しいのですよね。
昨日は、国際フォーラム前で下車。
銀座まで歩くつもりだったのだけれど、目の前に三菱のレンガの建物があったので、ふらりと入った。
HPを見ると、美術館は来春のオープンみたいだけれど、カフェと展示スペースは既にもうやっている。
昔の東京の映像を流している部屋があって、結構見入ってしまった。
関東大震災やその復興後、皇太子時代の昭和天皇の行幸、日本橋や上野などの雑踏の映像は、非常に興味深かった。
昔の小説を読むと、”無帽の男性”という描写が時々出てくるけれど、なるほど、昔は帽子無しの人が珍しかったからこその表現なのだな、ということが、映像を見るとよく分る。
洋服の男性は皆、きちんとしたスーツ姿でwith 帽子。
それでいて着物は、着流しというのだろうか、白っぽい薄いものを、だらしなく帯で結んだり、兵児帯みたいなので蝶々結びにしていている人もいて、非常にカジュアル(でも帽子は被っていたりする)。
女性も同様で、お太鼓結びは、潰れてゆがんだ人が大多数だった。
日本橋も上野も人がたくさん。
赤ん坊をおぶった人がたくさん。
子供の多い、途上国だったことがよく分る。
病気がちだった大正天皇に代わり、昭和天皇は行幸に忙しく、ヨーロッパも訪問したりで、非常に精力的。
大勢の人が沿道で迎える中、背筋をぴーんと伸ばし、列車が動き出しても、窓辺に直立不動で立っていて、皇族であるということは、戦前も大変だったのだな、ということが分った。
沿道の人達は地べたに正座。
いつ頃、こういった風景が無くなったのだろう。
足も長くなったし、正座を苦痛と思う人が多くなったせいだろう。
こういうちょっとした風俗が興味深かったりする。
私はやっぱり歴史好き、というより、風俗だとか民俗学、郷土史なんかが好きなのだと思う。
http://www.mimt.jp/index.html
平日は渋滞で使い物にならないけれど、休日は非常に快適。白金、東京タワー、愛宕山、日比谷といった場所を通るので、ちょっとした観光気分だし、2路線利用になる電車よりリーズナブル。
利用者は結構多く、本数も多いし、都バスと東急の共同運行なのも面白い(ちなみに都バスは200円で、東急は210円)。
それから運行距離数が長いせいかもしれないが、ベテランの運転士さんが多いような気がするのも良い。
昨日も利用したのだけれど、非常に感じが良く運転技術も申し分の無い人だった。こんな小さなことでも嬉しいのですよね。
昨日は、国際フォーラム前で下車。
銀座まで歩くつもりだったのだけれど、目の前に三菱のレンガの建物があったので、ふらりと入った。
HPを見ると、美術館は来春のオープンみたいだけれど、カフェと展示スペースは既にもうやっている。
昔の東京の映像を流している部屋があって、結構見入ってしまった。
関東大震災やその復興後、皇太子時代の昭和天皇の行幸、日本橋や上野などの雑踏の映像は、非常に興味深かった。
昔の小説を読むと、”無帽の男性”という描写が時々出てくるけれど、なるほど、昔は帽子無しの人が珍しかったからこその表現なのだな、ということが、映像を見るとよく分る。
洋服の男性は皆、きちんとしたスーツ姿でwith 帽子。
それでいて着物は、着流しというのだろうか、白っぽい薄いものを、だらしなく帯で結んだり、兵児帯みたいなので蝶々結びにしていている人もいて、非常にカジュアル(でも帽子は被っていたりする)。
女性も同様で、お太鼓結びは、潰れてゆがんだ人が大多数だった。
日本橋も上野も人がたくさん。
赤ん坊をおぶった人がたくさん。
子供の多い、途上国だったことがよく分る。
病気がちだった大正天皇に代わり、昭和天皇は行幸に忙しく、ヨーロッパも訪問したりで、非常に精力的。
大勢の人が沿道で迎える中、背筋をぴーんと伸ばし、列車が動き出しても、窓辺に直立不動で立っていて、皇族であるということは、戦前も大変だったのだな、ということが分った。
沿道の人達は地べたに正座。
いつ頃、こういった風景が無くなったのだろう。
足も長くなったし、正座を苦痛と思う人が多くなったせいだろう。
こういうちょっとした風俗が興味深かったりする。
私はやっぱり歴史好き、というより、風俗だとか民俗学、郷土史なんかが好きなのだと思う。
http://www.mimt.jp/index.html
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