職場で計算が必要なので、先日、近所のイオンで電卓を買ったのだけれど、これが使い勝手が悪い。

小さい、というだけでなく、どうもキーの役割が私が今まで持っていたシャープ製と違うので、とまどうのだ。
職場では瞬発力が求められるので、急遽、この骨董品のシャープ製を職場に持っていき、家用には、また新たに同じくシャープ製のものをビックカメラで買った。

出来れば、以前とまったく同じタイプの製品が欲しかったのだけれど、15年以上前のものなので、そんなことは無理。
けれど、何とか似たものを見つけた。

電卓には、データ(数字)をクリアする為のいくつかキーがあるのだけれど、シャープ製とカシオ製では、その役割も違うし、名前も違う。

シャープは、CA、C、CE、CMといい、一方、カシオは、AC、C、MC、となっていて(CEはなかった)、CAとACなどが逆だ。

違うのは名前だけでなく、シャープのほうは、CAを押すと、データが総てクリアされるのに、カシオのほうは、メモリのデータは残る。メモリを消すのには、MCを押さなければならない。
一回の操作できれいさっぱり消すことに、すっかり慣れているので、やはり私はシャープ製でなければ駄目だ。

電卓なんて、どこも皆、同じしくみだと思っていたので、びっくりした。

これは何だろう。若い頃に一度、慣れ親しむと、中々変えることは出来ない類いの製品かな、と思う。だから、電卓メーカーは、若い経理希望者に積極的に売り込むべきかも?

デフレ真っ只中だけれど、売り場には高価な電卓も結構あった。カシオとシャープがシェアを二分しているようで、カシオが優勢かな。

購入したのには、GT(グランドトータル)機能がちゃんと付いていて、なおかつ、それを解除出来るボタンも付いている。グランドトータルって、今でも結構使う。
フローティングボタンも付いていて、嬉しいけれど、これは実は全然使わない。


あ。新しく買ったものは、もちろんソーラーシステムで動くのだけれど、ボタン電池も付いていた。そのほうが、動作が安定して、万が一のデータの紛失も無い、とのこと。
シンプルが一番の私の美意識に合わないので、電池は外した。ちゃんと動いているので、一安心。

けちな私に、電卓は一番のアイテム。
お金は決して裏切らない。

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