実はこの本は読んでいないのだけれど、というか、この作者の出版された本は、何一つ読んでいない。
けれど、朝日の夕刊に連載中の「聖なる怠け者の冒険」が佳境に入り、断然面白くなってきたので、ネットでチェックしてみたら、作者は思ったとおり若くて、関西出身者で、幾つか発表した作品もどれも好評のようなので、こうしてレビューしています。

1/6日の主人公、小和田君の、大日本沈殿党の関西支部における演説にはびっくり仰天。今まで逃げまとっていた小和田君が豹変。実は悪の帝王だと打ち明け、打倒ぽんぽこ仮面の気勢を上げたのだから。
玉川さんでなくても「そんな馬鹿な」の展開だ。

作者は若いだけあって、言葉の使い方がセンスがあり軽妙。とにかく読んでいて楽しい。深みやもったいぶったところなど何もないとは思うのだけれど、でも楽しいだけでない何かも感じるような気もするところがポイント。

アマゾンのレビューで大絶賛の「夜は短し歩けよ乙女」、そのうち読みます。

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