U君は無事に第一志望を含めて数校に受かり、結局第一志望に行くことになった。
弟曰く、「第一志望は学費が高い」そうで、直前までどうするか家族で悩んでいたけれど、結局、本人の希望を酌んだよう。
しかしながら、余分に学費がかかる分、こちらに援助を頼んできて、母親がU君の為に積み立てて来た貯蓄を取り崩すことになった。
結構な金額。
「今から、そんなんでどうするつもりだろう。学校は6年も続くのに。近所に立派な公立があるのに」
母親は私にはさんざん苦情を言っているくせに、面と向かって弟には言わない。また、返事を先延ばしにして、間に立ったせっかちな私は落ち着かなかった。
弟は、この数年、母親がどんなに不満に思っているか、まるで分っていないと思う。
U君は、ここ数年、東京の塾に通い、最後の1年は、毎日、夏休みも冬休みも返上状態だった。
夜の9時過ぎに塾から戻り、就寝は12時近くらしい。
別に親が勧めているわけでなく、本人の希望。
そのくせ、勉強は好きではなく、塾に行く理由は、「塾の友達のほうが楽しいから」。
身長は140センチ以下、体重は30キロ。
小学校中学年にしかみえないのは、睡眠不足、運動不足もあるのでは、と思うが、それは余計なお世話。私にはそんなことを思う権利は無い。
けれど、自分の人生に失敗しているから、ついつい考えてしまうけれど、何か違うと思う。
何かが好きで好きでたまらなくて、それにお金や時間をつぎ込んでいるのではないから。
一緒に買い物に行っても、何回言ってもカートを引いてくれない。ちょっと引いても、すぐに放り出して行ってしまう。交差点では、妹や私を置いて、ひとりでクルマの前を、さささっと横断する(弟からは予め注意を受けているのに)。
電車では、高齢の母親を立たせ、自分ひとりで席に座る。
遊びに来ても、手伝いはまるでしない。
気遣いの言葉も無い。
学校は嫌いだそうで、学校の話しはしない。
「気配りが足りない。子供っぽい。躾がされていない。勉強なんかより、そちらのほうが大事」母親は私にこぼしてばかり。
根は素直だし、まだまだ子供だから、根気よく言えば分ると思う。
けれど、Aさんはそういったことはまるで考えていないよう。女親というのは、細かなことに目はいっても、大局的なことは分らないと思う。弟は、そうでもないみたいだが。
どうなのだろう。
良い学校に行き、良い会社に入る、というのが幸せな人生の近道だったのは、古きよき時代の話ではないのかな。
今時、そもそも高校に行く必要さえ、無いのかもしれない。
中学を出て、働いて、スキルを身に付ける。
その上で、大学に行きたいのなら、行けばよい。
そのほうが、親も経済的、体力的に楽だろうし、本人も本当の実力が身に付き、どんな世の中になっても、やっていける、と思う。
自分は、主流から外れているから、そんなことを(自分勝手に)傍観者の立場で考えたりしている。
生きていくのは大変。
弟曰く、「第一志望は学費が高い」そうで、直前までどうするか家族で悩んでいたけれど、結局、本人の希望を酌んだよう。
しかしながら、余分に学費がかかる分、こちらに援助を頼んできて、母親がU君の為に積み立てて来た貯蓄を取り崩すことになった。
結構な金額。
「今から、そんなんでどうするつもりだろう。学校は6年も続くのに。近所に立派な公立があるのに」
母親は私にはさんざん苦情を言っているくせに、面と向かって弟には言わない。また、返事を先延ばしにして、間に立ったせっかちな私は落ち着かなかった。
弟は、この数年、母親がどんなに不満に思っているか、まるで分っていないと思う。
U君は、ここ数年、東京の塾に通い、最後の1年は、毎日、夏休みも冬休みも返上状態だった。
夜の9時過ぎに塾から戻り、就寝は12時近くらしい。
別に親が勧めているわけでなく、本人の希望。
そのくせ、勉強は好きではなく、塾に行く理由は、「塾の友達のほうが楽しいから」。
身長は140センチ以下、体重は30キロ。
小学校中学年にしかみえないのは、睡眠不足、運動不足もあるのでは、と思うが、それは余計なお世話。私にはそんなことを思う権利は無い。
けれど、自分の人生に失敗しているから、ついつい考えてしまうけれど、何か違うと思う。
何かが好きで好きでたまらなくて、それにお金や時間をつぎ込んでいるのではないから。
一緒に買い物に行っても、何回言ってもカートを引いてくれない。ちょっと引いても、すぐに放り出して行ってしまう。交差点では、妹や私を置いて、ひとりでクルマの前を、さささっと横断する(弟からは予め注意を受けているのに)。
電車では、高齢の母親を立たせ、自分ひとりで席に座る。
遊びに来ても、手伝いはまるでしない。
気遣いの言葉も無い。
学校は嫌いだそうで、学校の話しはしない。
「気配りが足りない。子供っぽい。躾がされていない。勉強なんかより、そちらのほうが大事」母親は私にこぼしてばかり。
根は素直だし、まだまだ子供だから、根気よく言えば分ると思う。
けれど、Aさんはそういったことはまるで考えていないよう。女親というのは、細かなことに目はいっても、大局的なことは分らないと思う。弟は、そうでもないみたいだが。
どうなのだろう。
良い学校に行き、良い会社に入る、というのが幸せな人生の近道だったのは、古きよき時代の話ではないのかな。
今時、そもそも高校に行く必要さえ、無いのかもしれない。
中学を出て、働いて、スキルを身に付ける。
その上で、大学に行きたいのなら、行けばよい。
そのほうが、親も経済的、体力的に楽だろうし、本人も本当の実力が身に付き、どんな世の中になっても、やっていける、と思う。
自分は、主流から外れているから、そんなことを(自分勝手に)傍観者の立場で考えたりしている。
生きていくのは大変。
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