6月2日の日記

2010年6月2日 日常
講師は頭の回転も良く、カツゼツも良く、教え方も丁寧で分りやすく申し分が無いのだけれど、いかんせん若い。
そしておそらく性格が優しい。

最初の頃は様子を覗っていた私達生徒も、ここに来て遠慮がなくなってきた。
生徒は20人いるのだから、いったん力関係のバランスが崩れるとあっという間に崩壊すると思う。
そういう意味で、にこやかに振る舞いつつも強面を貫いている事務担当の女性のスタンスは正しい。

膨大な量のテキストを消化する為には、予定通り進めて行く必要があるのだけれど、休み時間は終了しているというのに、お喋りやヨガやマッサージを止めようとしない人達が出始めていて、講師はそれを注意しない。

私達のほうが年上だし、人数は多いし、失業という立場にあるし、色々難しいのだとは思うけれど、でもそれだけでなく、この講師のキャラクタもあるのだと思う。

不思議。

若くて、頭の回転が良くて、キャリアがあって、努力家で、上品で、おまけにユーモアもあって、それでいて弱さとも思えるような優しすぎる所があるのは、とても不思議。

歳をとると変わって来るのだろうか。いや変わらないようにも思える。

逆に、頭も悪く努力もせず下品でユーモアもないのに、押しが強くて、ずうずうしく自分の意見を通す人もいるわけで。

100パーセント完璧な人間はいない。

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