9月18日の日記

2010年9月18日 日常
前職時代の同僚(Oさん)が8月上旬に亡くなった。
60歳ぐらいだろうか。
面倒見の良い人が発起人になって、お香典を集めて、お花を皆で差し上げた。17人ぐらい集まったそう。

元同僚とはいえ、退職以来付き合いはなかったし、生きていたとしても一生会うことも無いだろう人だったのだけれど、こうして死なれてみると、何かつれづれと思い出される。まいったな・・・。

Aさんが亡くなったのが、おととしのやはり今頃。
だから、ダブルでこの2人が回想されるし。

やっかいなのは、私に早々と世を去った彼女達を羨む気持があること。
いいな、と思ってしまう。

Oさんは娘さん2人にお孫さんもいたし、Aさんは独身だったけれど、天真爛漫な子供のような人だった。60歳で死のうと50で死のうと、天寿を全うしたと思う。

↓は、一宮洋介さんという方のサイトより抜粋。
元のお話はグリムです。
以前、この寓話は読んだことがあったのだけれど、失念していて、検索をかけてみたら、あっさりヒット。
グリムだったのですね。便利になったと思います。





それは神様が動物たちの寿命を決めたときの話です。
人間、ロバ、イヌ、サルの寿命をそれぞれ三十年と神様が決めたとき、まずロバが、「神様、私は三十年間も重い荷物を運ぶ生活はしたくありません。寿命を短くしてください。」とお願いしました。
そこで神様は、ロバの寿命を十八年短くしました。


つぎにイヌが、「神様、私はワンワン吠えながらヒツジを追い、野山を走り回る暮らしを三十年間もつづけることは耐えられません。もっと短くしてください。」とお願いして、寿命を十二年短くしてもらいました。


今度はサルがやって来て、「神様、私は三十年間もキャッキャとみんなを笑わせる生活は耐えられません。寿命を短くしてください。」とお願いして、十年短くしてもらいました。


ところで人間は、「神様、私は三十年では足りません。寿命を延ばしてください。」とお願いしました。
そこで神様は、ロバの十八年、イヌの十二年、サルの十年を人間にくださいました。結局、人間はもともとの三十年に四十年を加えて七十年の寿命を得ることになりました。

さて、人間は七十年の寿命を得ましたが、最初の三十年は自分の寿命ですから非常に快適に暮らすことができました。
ところが、三十年を過ぎてからの後の十八年はロバのような生活です。
四十代は働き盛りといわれますが、重い荷物を運んで一所懸命働かなくてはならない十八年を過ぎると、今度は老犬のような生活を十二年、最後はサルのような生活を十年過ごすことになりました。


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