http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/24399_15386.html

家の物置にあったボロボロの文学全集に納められていた。
寺田寅彦の筆名では無かったと思う。
主人公の年齢は31歳。私もちょうどそれくらいか、もうちょっと下で、同年代だった。旧字体だったのも良かった。

確か「明治・大正傑作文学全集」みたいな名前で、戦前は大ヒットしたそうで大量に出回っているらしい。
江戸川乱歩や芥川龍之介、泉鏡花なんかを旧字体で読めたのが良かった。

純粋に文学を楽しめるのは若いうちだけだと思うから、若い人はハウツー本も良いけれど、実務の役にたたないものを読んで欲しいと思う。

コメント

moco
moco
2015年3月6日21:01

文学作品は年が若いと、感動が大きかったりするというのはありますね。
とはいえ、ものによっては、これは若い時には理解できないだろうという箇所もありますが…。そう言えば私は昔、嵐が丘を読んだ後、興奮してなかなか寝つけなかったことがありました。たぶん今だとそこまで興奮することはないでしょうね。

椿美
2015年3月7日12:09

嵐が丘も若い人にアピールする作品ですね。映画なども沢山作られていますが、私はケイト・ブッシュの音楽が原作のイメージに一番近いかなと思いました。
年齢を重ねて初めて分かる作品も段々読んでいきたいです☆