4月3日の放送(黒木華が死んだ回)が「つまらない、ありえない」という質問に対して、誰かの答え(知恵袋)。転載していいのかよく分からないのだけれど、覚書として。
沢山の人達が回答しているのだけれど、わたし的にはこの回答が白眉。それにしてもアンチ真田丸って多いのですね。視聴率は高いのだけれど。私は毎週楽しみで観ています。
沢山の人達が回答しているのだけれど、わたし的にはこの回答が白眉。それにしてもアンチ真田丸って多いのですね。視聴率は高いのだけれど。私は毎週楽しみで観ています。
面白いですよ。
黒木華が迷子の子供に気をとられてるスキに、後ろを堺雅人が通り過ぎる。
あ、死亡フラグ立っちまったぜ、と、視聴者はみんな、この瞬間に思うわけです。
ところが、このあと何度も、黒木華は殺されそうになって、「あ、ここで絶対死ぬな」と思ったら、ギリギリで助かる。「ああ、さっきの死亡フラグらしきものは、ブラフだったのか、三谷幸喜もヒトが悪いな」と思ってるうちに、戦は大勝利に終わる。これで安心、と思っていたら、ラストシーンで、大どんでん返し!
普通に死ぬより、何倍も泣けるシクミになっているんです。
この構成のために、一見バカバカしそうな設定がなされてるんです。
こういうのが、このドラマのシクミであり、この世界のお約束なんだ、ってことを読みながら楽しむのが、今回の「真田丸!」のコツなんです。
従来、信長、秀吉中心の話ばっかり見せられてた歴史マニアは、中央とは離れたところで展開されている今まであんまり知らなかったストーリーを見せてくれている今回のドラマは、新鮮です。
しかし、宣伝が行き渡ったおかげで、今回の「第一次上田合戦」は、真田の大勝利に終わる、ということは、もうみんな知ってるわけです。だから、そこではワクワクできない。
日本が南アフリカに勝っちゃった! というニューズを知ってしまってから、あとで録画中継を見るようなもんで。勝つに決まってる試合をいくら見ても、感動できない。
だから、本筋とは関係ないところで「ドラマ」を作る必要があったわけです。
こんなの大河じゃないじゃん、って言うひといるけど、これは「君の名は」っていう伝説の名作ドラマで確立された鉄板パターンで、海老蔵がやった「MUSASI」は全篇こればっかでした。三谷幸喜は、このNHKの得意技をもうひとひねりして見せたんです。
ドラマの面白さって、そういうとこでしょ。そういう仕掛けを毎週、手を替え品を変えて見せてくれるんですよ。ああ面白い。
はあ、これを来週から見ないんですか。それは残念ですね
コメント
ところでゲイルズバーグ、私も大昔読みましたよ! 大胆不敵な気球乗り。タイトルを丸ごと覚えています☆