人間のやっていること、考えていることは今も昔も大昔も同じ。と、最近悟るようになった。
しまった的な買い物をして。返品を考えるのは昔の人も同じなのではないだろうか。おそらくは縄文時代だってそう。

縄文時代にお金はない。でもね。お金はなくてもお金的なものはあったと思う。黒曜石のナイフだったり。非常によく出来た石斧だったり。
そんな中で縄文時代、一番高価で大きな買い物は何かというと、それは「お嫁さん」なんじゃないかな、とふと思った。このあいだ。

仲人さんの話では、とってもよさげな娘さんのようだし、お見合いみたいな席でもニコニコと感じよさそう。丈夫そう。働き者みたい。
でもね。実際嫁いできてしばらくしたら、「あれ?このお嫁さん、うちには合わない!」的なケースも多々あったのかな、と思う。今と同じで。

そういう場合のクーリングオフ。
お試し期間、返品可能期間みたいな制度が絶対にあったはず。
お嫁さんのほうの側でも、このクーリングオフ期間内で戻された場合は、経歴に傷はつかない、みたいな感じで。

時代は下がるけれど、古事記の中で、黄泉の国に行ってしまったイザナミをイザナギが追いかけて行って。でもイザナミはイザナギに向かって、
「私はもう黄泉の国の竈で調理された食べ物を食べてしまったので、いっしょに戻れない」みたいなことを言う。

そう。こんな感じ。向こうの竈で調理された食事を食べない限りはクーリングオフオッケーみたいなものとか。
何日も食べないわけにはいかないので、最初の一か月ぐらいは里から付き添いが10人ぐらい来て、その人達が調理をして、お嫁さんはその人たちと食べたとか。

アイヌのチセ?じゃないけれど、この頃の家というのは簡単な作りになっていると思うので、こういうことも出来たかも。

縄文時代、どういう暮らしを人々はしていたのだろう?
タイムマシンがあったら、まず最初に見てみたい。

コメント

moco
moco
2017年1月20日12:12

西アジアのある地域では、嫁いできたお嫁さんが、慣れない環境で精神的にダメージを受けた場合のための儀式があることを、以前読んだことがあります。
儀式といっても参加者が踊るとかそういうことだったと思いますが。
お嫁さんのクーリングオフって面白い考え方ですね。子供ができるかどうかが、昔ほど重要だったんじゃないかなぁとは思いますが…。

椿美
2017年1月21日21:38

慣れない環境に溶け込むのは大変ですよね。

確かに。子供ができるかどうかが一番のポイントですね。

子供が出来ないまま亡くなったりすると、婚家のお墓ではなく里のお墓に葬られたりする地域もあると、習ったこともあります。
あとは、お嫁さんと妹と。どちらが信用出来るかみたいなこともあるみたい。
結婚は今も昔も一代イベントですね。