ボケない父親

2018年4月13日 日常
父親が入所してこの夏でまる三年になる。
そして最近、何だか性格が変わってきた。
それも良い方向に。

時々びっくりするぐらい立派なことを言っているし、口先だけでない感謝や、なかなか含蓄のあることも言うようになった。

入所している施設があるエリアは市と市の狭間にあり、ちょっと浮世離れした感じ。
施設も明るくのんびりしているし、部屋は個室。定期的にカラオケや訓練がある。

一週間に一回の言語リハビリは、リハビリとはいえ一種の一対一のカウンセリング代わりの役割も果たしているかも。

ご飯の心配も仕事の心配も何もない。
母や私から色々言われることもない。
そんな生活を三年も続けていると、本来持っている性格がくっきりと浮かび上がって来たのだろう。

人間の性格ってなんなのだろう。
それはとても複合的なものだということに、あらためて気が付いた。

持って生まれたものに、環境や時代、健康、周りの人間、通った学校、能力、ついた仕事などが肉付けされていくのだろう。

考えさせられた。

それにしても。
父親は全然ボケない(母親もだけれど)。
最近ますます冴えてきた。
家系なのだろうか。
だとしたら私も大丈夫?
だとしたら有難い。

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