英語班が久しぶりにすごく忙しかった。
1時間に20人ぐらいのお客を相手にしたかも。
ちゃんと英語を喋れる人も多かったし。
これぐらい忙しいと、充実感が味わえて満足。
今日はNOVAの日。
私は教育訓練給付金のコースなので、レッスン日が月・火の固定制だ。
何か、皆そのことに気がついて、この日にレッスンを入れていないような気がする。
被害妄想といえば被害妄想なのだけれど、あながちそうでもないような気も。
私だって、私みたいな暗くて自意識過剰なおばさんと、授業を受けるのはイヤだし(笑)

今日の日記

2003年6月8日
昨日ビデオにとっておいた、「マルコビッチの穴」を今見終わったところ。
なかなかふざけた映画だ。
おやすみなさい。
相変わらず声枯れが酷い。
風邪はすっかり治ったと思うのだけれど、セキと声の枯れだけが残っている。
声帯の弱さは私のウィークポイントの一つだから、何とか克服していかないと。
これから歳を取るにつれ、更に辛くなると思う。

Iさんと駅で一緒になり、会社まで一緒に歩く。
持病の喘息?の検査で、10日程休んでいたのだそう。
今回の風邪で私にも処方された、器官を広げる、シール状の貼り薬を使っているとのこと。
これって、心臓に負担がかかるんだよね。
おまけに彼女にはアレルギーもあって、シールにかぶれたりするのだそう。

喘息も大変だ。
うちの母親の心臓弁膜症みたいに、手術をすればすっきりと治る大病より、喘息だのアトピーだののほうが患者のダメージは大きいかもしれない。
アトピーなんかになったら、私は耐えられないだろうなぁ。きっと。


まだ声がなおらない。
明日からまた仕事。
だいじょうぶだろうか。



シカゴを観に行く。
やはり映画はひとりで観るに限る(笑)
集中出来るし、一番後ろの左側という定位置にも座れるし。

映画の後は、最近とみに億劫になってきた買い物を、気力を振り絞ってする。
気がつけば、何故かグレーのシャツばかり3つも買っていた。
ポロシャツに、シンプルな丸首Tシャツに、Vネックとデザインは違うのだけれど。

ラルフローレンで、素敵に鈍い色合いのピンクのシャツを見かけて、とても欲しいと思ったのだけれど、何と2万4千円ぐらいだったと思う。
コットン100パーセントのポロシャツみたいな感じだよ?
ちょっとアレンジが入っているけれど。
でも、かなり高い。
それでも危うく買いそうになったのだけれど、買った後のメンテナンスというか、やっぱ洗濯機洗いだよね? この微妙な色が変わったりしないだろうか?なんて思って踏みとどまった。
本当に良いものは、やっぱり高い。

4丁目の交差点付近で、20代ぐらいのにこやかな綺麗な女の人に話しかけられる。
道案内かなぁ?って思ったら、何かのセールスみたい。
そういえば以前もやっぱりこの辺で、ちょうど彼女みたいな女の人に話しかけられたなぁ。
しかし何のセールス?
英会話?
化粧品?
ヒロ・ヤマガタ?
ちなみに今日の私の服装は、人まね小猿のTシャツにギャップのシャツ、そしてズボン。
お金持って持っていそうには見えないけれど。

めんどくさ

2003年6月4日
6人ずつぐらいの小さな班を作って、いかにして顧客満足を得られるかみたいなことを話し合うように、と会社で言われた。
で、班長まで選出しなければならないらしい。

うう。
殆どの人がやりたくないだろうし、稀にはとてもとてもやりたい人もいるだろうし。
ミーティングは何かさぐり合いだ。
私は、こういう人間同士のやり取りが超苦手だ。

ただのパートなのに。
ボーナスだってないのに。

心の隅に引っかかって、気になって、お陰でせっかくの「きみはペット」も楽しめなかった。
中学のときの英語の教科書は、トータルイングリッシュという名前だった。
ビンセントという男の子や、スタニスラスというソ連の男の子が出てくるやつ。

その中に、「ミス・ブリル」という短編が載っていたのだけれど、未だに何故こんな皮肉な話が中学の英語の教科書に掲載されたのか、よくわからない。
とにかく皮肉な話。
とことん皮肉。
オールドミスの年配女性が、お気に入りの毛皮の襟巻きを身につけて、公園のベンチで座りながら幸福な気分を味わっているのだけれど、心無い若者達の言葉に深く傷つくといった話だったと思う。
中学生の皆さん、お年寄りには丁寧に接しましょう、という意味で選ばれた?
いやいや。そんなことも無いと思う。
先日、あまりに引き籠りすぎても風邪に良くないかなぁと思って、近所を散歩して、ベンチに座っていたら、ふとこの話を思い出した。

二十歳ぐらいになって、マンスフィールド短編集「園遊会」というのを読んでいて、このミス・ブリルを見つけた。
改めて読み直してみて、やっぱり皮肉な話だった(笑)

マンスフィールドの作品はどれもナイーブすぎるぐらいナイーブなのだけれど、でも表題作の「園遊会」はそのナイーブさが良い方向に結実されていて、とても良かったと思う。
「初老」となった私の感性には、どう反応するだろう?
また読み返してみたい。

まだ具合が悪い

2003年6月2日
今日から仕事再開。
NOVAにも行く。

六月

2003年6月1日
そういえば昨日、薬剤師の人に、「はるみちゃん」と呼ばれる。
どうしてだ?
会社でも、かなり昔から「はるみちゃん」だった。
まぁ、あの頃はまだ20代で、本当に若かったけれど、他の女の子達はそんなふうには呼ばれてなかったのに。

そして、今、この歳でやっぱり「はるみちゃん」。
タナカヤスオのやすおちゃんじゃないけれど、微妙に馬鹿にされているような気もする(笑)

今日も会社は休んだ。

具合が悪い

2003年5月31日
仕事を休む。
余りに具合が悪いので近所の医者へ行ったのだけれど、行ったら行ったで渡された薬がまた悩みのタネになる。
私は、薬疹歴は数知れず。
今回も5種類も出されたし。
市販薬にだって、色んな薬が混じっているとは知っているけれどね。
でも何か不安。
昔、メンタル系でご多分にもれずオーバードーズ癖のある女の子がいて、気分が悪いときは、バファリンからセデスから何から何までザザッと飲むなんて言っていたけれど、私には夢のまた夢だ。
って、マネなんかするつもりもないけれど(笑)

調剤薬局はチェーン店の薬局と決めている。
薬剤師の女の人はタナカマキコ似?(なつかしい)の外見で、でも性格はさっぱりとした明るく優しい人。
何か癒される。
薬剤師だというのに、なにせ*****だから、レジ打ちから品出しまでやらされてたりして。
何か育ちの良さみたいな雰囲気を感じされられるなぁって思ってたら、母親曰く、実家がお医者さんだったらしい。
やっぱりね。

私は苦労なくノホホンと育った人が好きだ。
コンプレックスなど無い人が好き。
レイシスト?と罵られようと、そうなんだから仕方が無い。

今朝も12時過ぎまで眠る。

昨晩、「具合が悪いので、土曜日はお休みしたい」と会社に連絡すると、Sさんが出た。
曰く、
「あらかじめのお休み連絡は受付ないので、当日にまた連絡するように」
とのこと。
何それ?
ようするに、こういうシステムにすることによって、「当日連絡の当日休み」があったという「前科」を作りたいってこと?
会社のやり方は、疑いだすと切が無い。

おまけに、当日は朝8時までに連絡するようにだって。
こっちは基本的に夜勤だ。
朝早起きするようには、出来てない。
朝8時までなんて約束は、少々プレッシャーだ。
具合が悪いっていうのに、落ち着いて休めもしないじゃない?

だいたいねえ。
私が具合を悪くして休みたいなんて言うのは、かれこれ2年ぶりだ。
もちろん、計画を立てての有給は時々貰ってはいるけれど、無遅刻無欠席の優等生のはずじゃない?
全然やる気無くなる。
やれやれ。
昨晩嘔吐。
今朝もまだ吐き気。
喉がチリチリト痛い。
せっかくの良いお天気なのに、どこにも行けない
朝起きたら、喉がひどく痛む。
夜になって、寒気に筋肉痛に吐き気が加わった。
一応メンタル系なもので、何でも心気症を疑うのだけれど、ここまで症状が揃えば風邪だろう。
おやすみなさい。
いつもの苦情マニアのお兄さんから、久しぶりに電話。
嬉しくなって、結構チャチャを入れるというか、からかってみたりする。
「君は僕とゲームをしているのか? それとも仕事をするつもりがあるのか?」
などと言われる。
相変わらず、今日もこいつは少々ごねて、取り扱いが難しい。
でもね、切り際に、
「Thanks、anyway」だって。
すごく小さな声で早口だったけれど、確かにそう言った。
すぐにガチャンと切ってしまったけれどね。

何か嬉しかった(笑)
こういう感じの悪い客に、こういうふうに言わせるのは、客商売のまさに醍醐味。
昔は日本人相手のときも、結構お客とやり合って、最後はお客のほうに、
「ゴメン。おれが悪かった!」などと言わせたりしたものなんだけれど、最近はマニュアルマニュアルで、そんな遊びは許されない。
だから、英語客相手の時だけが、私の憩いの時間(?)

だけど、会社は本当に、マクドナルドみたいな応対が感じが良いと心底思っているのだろうか?
私は、あんなのは大嫌い。
スマップの歌じゃないけれど、誰でも皆個性があって、皆それぞれ正しく美しいと思う。
勉強して、技術を磨いて、経験値をあげて、臨機応変な対応が出来る「職人」になりたい。
モノもヒトも思い出も、どんどんリセットしよう。
嫌なことは全部忘れてしまおう。
過去なんか振り返らない。
反省なんかしない。
今日より明日はより良くなろう、なんて思ったりしない。
他人の不幸なんかに伝染して、心を痛めたりしない。
私は強くないから、精進して頑張って強くなんかなれない。
ひたすら逃げるしか無い。

清水玲子のロボットじゃないけれど、辛い記憶は綺麗に消去しないと心が壊れてしまう。

マトリックスって何が悪いの?
綺麗な夢を見て、一生幸せに眠っている。
荘子の胡蝶の夢じゃないけれど、何が現実だかわからない。

団体旅行は苦手だ

2003年5月25日
2泊3日の北海道旅行より、昨晩帰る。
いわゆる大型観光バスで引っ張りまわされるパック旅行は、もしかしたらこれが始めてなのかもしれない。
超疲れた。
初日から帰る日が待ち遠しい苦痛の日々だったのだけれど、この手のツアーは超さかんだよね?
リピーター客の気持ちがわからない。

釧路、知床、大雪山系などを回った。
桜、水芭蕉、蝦夷ツツジなど、花は確かにきれいだった。
雪解け水をたたえた湿原はあちらこちらにあって、水芭蕉などは雑草のように茂っていた。

そして、とにかくどこもかしこも人気がなく雄大な自然。
北海道の人口の殆どは札幌に集中しているとのことだから、それも頷ける。
ただやはり「武蔵野」などの半分人工的な、そして優しい雑木林に馴れた東京人の私としては、北海道の荒々しい人を寄付けない原生林は、すごく怖い。

母親も私も紫外線にやられて、顔が真っ赤か。
やはり近所が一番いい。

今日の日記

2003年5月21日
昔、私は仕事が好きだった。
嫌なお客なんかいなかった。お客応対が好きだったと思う。
今は嫌いだ。
ぜんぜん嫌い。
どうやら私たちは機械らしい。
マニュアルどおり感情をはさまず、言われたことだけをやれば良いらしい。
何かもうどうでもいい。

今日の日記

2003年5月20日
タイピングの速さが仕事において要求されるので、今までもその能力を計るテストはあったのだけれど、その基準が恐ろしく厳しくなった。
いきなり呼ばれ、10分の練習の後、2回テストを受ける。
そして、2回とも合格しなければならない。
やり直しは一切認められないし、またスピードが遅いのは勿論、ミスタイピングの量が多くてもテストには受からない。
物凄いプレッシャー。
おまけに監督者が後ろで見ている。
心臓はバクバクだし、腕はガクガク震える。
案の定、私はクリア出来なかった。
タイピングの速さだけは自慢の私なのにね。

今までは、自分の好きな時に、好きなだけ合格するまで挑戦できたし、またミスタイピングの量は加味されなかった。
それがいきなりの変更。
果たしてこの基準をクリアできる人は、どれくらいいるのだろう?
でもいるんだろうな。きっと。
そして、会社側はそういう人たちを言い訳にして、皆にもハッパをかける。
出来ない人はクビにする。
お客応対の評価の基準も厳しくなった。
私は昔はずっとAランクだったけれど、今はCだ。
マニュアルどおり一字一句決められた台詞を言わなければ、ペケになる。

どこの会社でもそうみたいだ。
評価の基準を厳しくして、査定の成績を悪くして、1年間ぐらいかけて準備をする。
そしてクビを切る。
文句を言おうにも、「成績」が悪いのだから、言いようがないというわけ。
怒りの持って行き場がない。
さっきNHKの英語番組に、女優のイシダエリが出ていたのだけれど、彼女の英語力には感服した。
文法的に完璧。発音も悪くない。
何より好きな本の中の好きな台詞を、ノートに書き出すなどということをしていることが気に入った。
おまけにそれがブロンテの「嵐が丘」。
こんなキャラの人だとは思わなかった。

文法重視の日本の英語教育の反動で、成人の英語学習者にはよく単語を並べただけみたいな人がいるけれど、それは大きな間違いだと思う。
やはりある程度、土台がしっかりした文章を喋らないと、意思疎通は出来ない。


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