3月27日の日記

2008年3月27日 日常
今日の夕御飯。

雑穀入り米飯。
大根のおみよつけ(自家製乾燥大根葉入り)。
マグロの頬肉網焼きトマトソース添え。
新玉葱のマヨネーズ醤油和え。
マッシュポテト。

デザートとして、
ココナッツミルク(タピオカ、カボチャ、小豆入り)。

デザートの中の小豆は先日煮たもの。
トマトソースも作った。
およみつけはの乾燥大根葉も自家製だし。

何でも自分で作らなければ気がすまない病がますます進行したような気がする。

大根の葉はカブの葉と違って、生のものを煮るといつまでたっても柔らかくならないけれど、いったん干してから煮ると、柔らかく煮える。
干すことによって、栄養素なども変わって来ると思うし。
干すのは簡単だし良いかもしれない。

しかし、味噌を入れないで放って置いた作りかけのおみよつけの鍋(味噌は直前に入れるのが美味しいという母親のお達しがあるので)。
父親がそれをさっさとお椀に入れて飲み、御飯も食べて寝てしまったのには、毎度のことながら、んーと思った。
昨晩母親に、”おみよつけを作ったのに食べないで寝た!”と怒られたそうだから、今度は”食べたよ”ということなのだろうけれど。
スパイスだけ入れて、まだ味を付けていないカレーなども、”旨そうに”さっさと食べてしまうし。

父親はやることなすことなっていない人間だけれど、本人はそれで大満足だから幸せなのだろう。

間宮兄弟

2008年3月26日 読書
ISBN:4093874999 単行本 江國 香織 小学館 2004/09/29 ¥1,365

楽しく読めた。女の子向け。
実際にはこんな兄弟はいないだろうし、いや、いるかもしれないけれど、こんなにかわいくない。もっとおたく度が強すぎて女子の共感は得られないかも。

この作品は女性セブンに連載されていたもの。
実は私も、美容室で第一話だったかを初めて読んだ。
あれ?小説なんかも載せているんだ?と思った記憶がある。
女性週刊誌といっても、萩尾望都の旧作のバレエ漫画を掲載していたり、と、最近は色々変化があるようであなどれない。

この本は表紙の絵もいいし、中に何枚かある写真もいいし、文字の大きさ、書体もいい。
江國香織の本はいつもみな良い感じのものが多いので、作者自身が色々と注文を出しているのだと思う。

ゆる系の女子向けの甘いお話だけれど、決して甘すぎにならずシニカルな部分もちゃんとある。
間宮・弟のある女性に対するひとりよがりの執着なんかも、ああやっぱり、みたいな感じで物語をひきしめていた。

けど、やっぱり最後はハッピーエンド。ハッピーエンドだよね?

読みやすいのでほぼ一気に読み終えてしまったけれど、もっと丁寧に読めばよかった。

3月24日の日記

2008年3月24日
昨日は東京の家に泊まる。

杏が満開。
スノードロップもきれいに咲いていた。

スノードロップは、かなり以前、通信販売で球根を購入して植えたのだけれど、ずい分増えた。
こんもりと群生していて見栄えがいい。
この花が大きく描かれたウエッジウッドのカップを持っているせいか、何となく英国的なイメージがある。

ところで、春先に地面からまず咲く花は黄色。
それから白。
そんな印象があるのだけれど違うかな?

せっかくのお花なのだけれど、今日も寒く、おまけに雨。
花ぐもり、じゃないけれど、春は本当に天候が不安定。
強風で始まり、今頃は曇り空が多いし。
きれいな花は、やはり青い空に映えるよね。

今朝は針仕事をした。
千円で買った部屋着のジャージのゴムがきついので。
ベルトのように太いゴムで、三段にわたってしっかりとミシンで止めてあるので、まずは先日、このゴムを取ることから始めた。
今日は、ほどいた所をちくちくと縫い直し、新たにゴムを入れた。

ゆるめのウエストで非常に満足。
買いなおしたほうが遥かに効率的なのだろうけれど、手縫いってやはり和む。落ち着く。
仕上がりの針目も見ていて楽しいし。
ミシンでは、この感覚は味わえないんだよね。

肩、早く治らないかな、というか、せめて、めどが知りたい。

3月22日の日記

2008年3月22日
3月22日の日記
作りかけで放って置いて気になっていた布ぞうりを昨日仕上げた。
ひどくごついものになったけれど、まぁ第一作ということで。作り方も何となく解った。

今日まで実は4連休だったのだけれど、建設的なことは殆どせず。
肩痛に振り回されてばかりいた。

銀行に行った。髪を切った(背中の半分くらいまであったのをバッサリ)。
ライラの冒険を隣駅のシネコンで観た。
エンディングの歌がケイト・ブッシュっぽくて、そんなはずなないよね、と思ったのだけれど、後でネットをチェックしていたら、やっぱりケイト・ブッシュ。
ずっとアルバムなど出さないままと思っていたら、何年か前、十数年ぶりに新作を発表して、このライラもまた新たな作品。
何か嬉しくなった。

ライラの冒険だけれど、映像的に楽しめた。
飛行船が空を飛ぶような19世紀末的な映像とファンタジーというのは以外と合うかもしれない。
そしてニコール・キッドマンの圧倒的な存在感。
純粋で残酷で邪悪で、と、実に複雑怪奇な矛盾したキャラ。

それにしてもニコールの新作を観るたびに、彼女の美がまだ健在であることに、ほっとしている私は何?
いつまでもきれいなままでいて欲しい。

3月19日の日記

2008年3月19日
昨日は会社の休憩室で、Aさん、Sさんなどと話す。
”鹿男”の話題で結構盛り上がった。

Aさんは、明るいし女の子らしいし、頭が良いしお茶目だし、とにかく欠点らしい欠点が見当たらない。タレントでいうなら、優香(字、これでいい?)みたいな感じ。
あえて欠点を言うなら、時に優等生的過ぎるというか破綻が無さ過ぎるという点だろうか。
上手く行かない時は、ふてくされてやさぐれるなんて事は絶対に無いタイプ。ていうか、そんなの全然欠点じゃないよね(でも私はそういうやさぐれに魅かれたりするので)。

でも独身。もう30代半ば過ぎじゃないかなぁ。不思議。
大きなお世話だろうけれど。

彼女と話していると、私のような人間でも楽しく話せる。
本当に頭の良い社交的な人というのは、彼女のように、相手の良い点を自然に引き出させることが出来るタイプのことではないかな、と思う。
決して、自分が話しの中心になって、相手よりoversmartになる人のことではないと思う。

ところで、鹿男は明日で最終回。
先週の土曜日は、港区内でエキストラを集めて撮影があったとのこと。
是非行きたかったのだけれど仕事で断念。
絶対ハッピーエンドだと思う。そういうのっていいな。

http://wwwz.fujitv.co.jp/awoniyoshi/index.html

3月17日の日記

2008年3月17日
数年前から調子が悪く、2週間程前悪化した右足裏の痛みは、どうやらモートン病?みたい。ネットを検索していて、この病名を見つけた。

足の裏、中指あたりの付け根は神経が分岐する所で、ここが腫れをおこし痛む病気なのだそう。
医学的にすごい病気ではないそうで、日本でも潜在的な患者数は多いはずなのだけれど、あまり一般的に知られていない病気みたい。一方、海外では広く知られているよう。

あさって水曜日はH(ぱんだ)と映画を観に行く予定だったのだけれど、この足痛でキャンセル。
とても残念。

3月14日の日記

2008年3月14日
昨日は、ビックカメラにて、USBの差込口を増やす物(USBハブというのだそう)と、USBに挿し込んで使うテンキーを買う。

うちのパソコンは差込口が3つしか無く、今までデジカメを接続する時は他の機器を引き抜いたりしていたので(ハードウエアの安全な取り外しのアイコンは、下のバーから消えていることが多く強制引き抜き)ある日ふとハブの存在を知り、買おう買おうとは思っていたのだけれど、いつものことながらの不精で、やっと購入。

両方ともすごく便利。
もっと早く買えば良かった。

ハブは、ACアダプタ付きと、アダプタ無しのものがあって、値段も安いし邪魔でないということで、無しのほうを購入。
こんなものに、そんなに電力が喰うとも思わないのだけれど、アダプタ付きの利点というのは何なのだろうか?

テンキーも便利。

ところで私はキーボードだけでなく、電卓もブラインドタッチが出来ます。
昔、経理関係を勉強していた時、神保町の本屋で物好きにも、電卓の上手な使い方、みたいな本を買って来て、結構熱心に読んだことがあったので。

電卓にもホームポジションがあって、真ん中の”5”にボチボチがあるので、ここが基本の位置。
中指が5、人差し指が4、薬指が6で叩く。 
親指がゼロ。

私は、新聞の株価一覧も見ながら、そこの数字を片端から合計していく、という鍛錬?をしたものだった。
若かったよね。エネルギーがあった。
GT(グランドトータル)キーなども、ちゃんと覚えたし。

ところで、キーの配列って、電卓と電話では違う。
これは何故だろう。

3月13日の日記

2008年3月13日
昨日は東京の家に泊まる。

今朝、ウグイスらしい鳴き声を聞いたので、ラジオのスイッチを切り耳をすます。
やはりウグイス。
春先のせいか、”ホーホヒョヒョ”みたいな感じで下手。
飽きもせず繰り返し繰り返し何度も鳴いていた。

庭は、紅梅は散ってしまったけれど、今年買って植えた水仙は綺麗に咲いていたし、杏のツボミも大きくなった。
もう春。

Death on the family tree

2008年3月12日
Death on the family tree (Patricia Sprinkle)

東京の家の近くの図書館で借りてきて読んでいる洋書。
全部で348ページあって、現在129ページ。
2回ほどネット上で延長したのだけれど、読み終えることが出来るかどうか微妙。

ルーシー叔母さんが死んで、遺品が入ったダンボール箱が送られてきて、その中に、”カーター”と書かれた箱があって、”カーターって誰?”と思いながら調べると、どうやらルーシー叔母には、カーターという名前の兄弟がいたことが分かる。
けれど、この人物は殺されたので、主人公にはその存在は隠されていたよう。

舞台はアトランタで、主人公は専業主婦の45歳。
夫は単身赴任中で週末しか帰って来ず、二人の子供たちは独立していなくなってしまい、みたいなシチュエーション。

髪型にしろインテリアにしろ、今までは夫好みのものにしていた彼女は、”カーター”のことを調べつつ、徐々に自分のこと、自分は何をしたいのかということを考え始め・・・・、みたいなお話し。

カーチェイスがあったり、魅力的な大富豪のお年寄り(90歳)が出てきたり、と、映像向けなので、ドラマとかに向くと思うのだけれど、不思議なのは”パトリシア・スプリンクル”で検索してみても、全然何も引っかからないこと。
英語で探すとたくさん出てきて、他にも多数の著作があるようなのだけれど。
sprinkleはスプリンクルじゃないのかな。

東京の図書館には、英語だけでなく、韓国語、中国語、スペイン語などの多数の本がある。
こういったことも配慮しなければならないようで、国際化、も大変かも。
けれど、これらの本は、私が見る限りあまり借りられていないよう。これももったいない。

http://www.amazon.co.jp/Death-Family-Tree-Mystery/dp/0060819685/ref=sr_1_1?ie=UTF8&;s=english-books&qid=1205282776&sr=8-1

3月11日の日記

2008年3月10日
さっき会社から帰ったらテレビがついていて、東京空襲関係のドラマがやっていた。

母親はこの空襲を体験していて、昭和8年生まれだから、当時12歳なのだけれど、信じられないことに、まるで何も覚えていないのだそうだ。
空襲のことだけでなく、小学校時代の思い出というのが、ほとんど皆無だとのこと。

”あまりにショックだったり嫌な思い出はきっと忘れてしまうのよ”と言うが、本当だろうか。
母親は私とは違い、誰からも好かれる性格だから、小学校で嫌なことがあったとも思えない。
大空襲はショックだったとしても、それ以前の小学校生活まですべて忘れるものかなぁ、と思う。

かろうじて小学校の名前は覚えているのだけれど、担任の先生のこと(名前どころか、男か女かも覚えていない)、仲良しのお友達なども誰一人として覚えていないし、当時の住所も言えないし、住んでいた所の間取りも知らないとのこと。

体が弱かったので、ほとんど学校に行かなかったのが原因と言うのだけれど。
学校にも行かず、家のお手伝いもせず、ずっと家に居たらしい。
そのくせ、小説などはたくさん買ってもらっていて、短歌などを作り投稿していたよう。
また、偏食が強く、卵かけご飯、バターかけご飯などしか食べず、当時は高価だったこういう食べ物は、養母が養父に文句を言われつつ、”この子は体が弱いから”ということで、与えられていたとのこと。

父親と違い母親の生い立ち、青春時代は謎。
みなし子だし、子供時代もよく分からないし、結婚前のことも分からない。
どこで働いていたのか。父親と何処で知り合ったのか。
総てが謎。
若い時代のことは言いたくないのかもしれない。
でも、小学校時代の記憶をみな失くしてしまった、というのは、ありえるのかなぁ。

本当の母親というのは実はあの空襲で亡くなっていて、養母は幾つか年下の別の迷子か何かを空襲の後、保護して、母親の代わりに育てたのだろうか、などと思ったり。
とても不思議だ。

3月10日の日記

2008年3月10日
日曜日は妙なお客が多いのだけれど、昨日はいつもにも増して、そんな人が多かった。
”どろぼうがいる!盗まれた! 助けて!”と叫ぶお年寄り。
何を聞いても”うるせー! 死ね! 馬鹿!”としか言わない、結構な年齢と思われる男性。
こういう人達が1人ではなく、本当にわんさかと入った。

”助けて!”のお年寄りに関しては、万が一もあるので、一応しばらく話しを聞いてから切ることになるので、こちらとしてはいい迷惑だし、それに何とも言えない悲しい気分になる。

”死ね!”の男性も、腹が立つというよりは、何か悲しい。
誰かを罵倒するにしても、もっとスマートな方法があると思うのだけれど。

同じ仕事を何十年も続けているから分かるのだけれど、昔はこういった人達は、あまりいなかった気がする。
怒鳴るお客にしても、もう少し可愛げなり工夫があったような。
今は世の中全体に余裕が無くなって、皆追い詰められているのだろうか。

ところで、”壊れてしまった”お年寄りというのは男女を問わないのだけれど、”死ね!馬鹿!ぶっ殺す!”的な発言というのは、圧倒的に男性というか、女性は皆無。
もちろん女性のクレーマーというのもいるけれど、もっと上品というか、神経質そうに敬語を使いつつも、切れそうになるのを押さえている、といった感じのタイプが多い。
その点、男性は、もっと物騒で理屈っぽく、そのくせ単純で話しが下手。

世の中から男性がいなくなれば、それは無理としても、政治家にしろ企業のトップにしろ、そういった役職から男を一掃すれば、戦争などなくなるのでは?というのは私の暴論だけれど、これは本当に正しいのでは?と思ってしまう。
ISBN:4048736035 単行本 池澤 夏樹 角川書店 2005/07/30 ¥1,575

何日か前、図書館で借りて読んだ。
この作品も、発表された頃は話題になったはずだけれど、ちょっと時期がたつと、もう簡単に借りられる。次から次へと流行が移り変わるのは、どうなのだろう。

こどもが主人公で児童書のような作品(連載は野生時代だけれど)の為か、教訓的な面、作者の物事に対する考え方みたいなものが、強く出ているような気がした。
けれどやはり私はこの作者は好きかもしれない。

福永武彦が父親で池澤春菜が娘、というのは、実は昔は知らなかった。
3人とも別々に割りと好きだったから、知った時は驚いた。
そいうえば皆、雰囲気が似ているような気がする。

3月6日の日記

2008年3月6日 映画
昨日は日比谷スカラ座にてエリザベス・ザ・ゴールデンエイジを観る。

恋あり陰謀ありの盛りだくさんなエンタテイメント作品で、千円の価値(レディスデイだったので)はあるかもしれない。
家庭的には恵まれないけれど、タフで有能な女性の生き方、みたいに、ちゃんと現代風な落ちを付けている所がヒットする為には欠かせないのだろう。

ケイト・ブランシェットは適役で、是非続編、続続編も作って欲しい。前作もこの作品も彼女の実年齢と近いみたいだし、エリザベスはかなり長生きしたはずだから、この先も順次作っていって欲しいと思った。

スペインがエリザベス暗殺の陰謀に絡んでくるのは分かるのだけれど、メアリ(スコットランド女王)を罠にはめ、邪魔な二人の女王を一緒に始末しようとした、というのは、史実としてどうなのだろう? 別に目新しい考えではないのかな? 自分は知らなかった。
良く分からない。

ロビーで公開間近の作品のパンフレットを観ていたら、”燃えよ!ピンポン”というお馬鹿系の作品があって、あ.クリストファー・ウォーケン発見。
”エルトン・ジョンの払い下げのような服を好む短パンの悪魔”という役どころで、わー観たいなぁ☆

ネットで色々観ていたら、踊るウォーケン様も発見。
ほとんど吹き替え無しで実際に本人が踊っているみたいです。

けど、ウォーケンって平幹二朗に似ている気が。

http://jp.youtube.com/watch?v=HPbicuTjBjo

3月3日の日記

2008年3月3日
昨日はH(ぱんだ)から手作りのネックレスを貰う。
水色に金色のアクセントが付いている、丸い形。

”私とお揃いなんだよ〜嫌?”と照れ笑いをしながら渡される。
右足が痛い私は、先日もHに掴まりながら、駅まで帰ったし。
何だか不気味に相変わらず仲良くしてもらっています。

人に優しくされ馴れていない私は素直になれないけれど、感謝しています。ありがとう。

3月2日の日記

2008年3月2日
メキシコの田舎町。
海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。
すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、漁師は、「日が高くなるまで
ゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。夜になったら
友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」。

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、
きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな
漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていく
んだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工
工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」



↑ ネット上で見つけたもの。
ISBN:4761264780 単行本(ソフトカバー) 矢尾 こと葉 かんき出版 2007/11/20 ¥1,260

渋谷のランキン・ランキンで、ちらりと立ち読みしたのだけれど良かった。
図書館で予約しておいたけれど、順番待ちの人が多く、かなり先になりそう。
ただ、いずれにせよ、この本は何となく購入したいかな。
シンプルで、大袈裟じゃなくて、ほんの少しスピリチュアルで、普段私が考えていることと似ているかもしれない。

3月1日の日記

2008年3月1日
うちの会社に限らないのだろうけれど、最近の苦情は重箱のスミをつつくようなタイプのものが多く、会社側はそれに対してあくまでも低姿勢で、お客様の、というかクレーマーの言いなりなのが納得いかない。

そのくせ普通のお客様に対しては、案外ぞんざいで、マニュアルどおりのパターンに収めようとし、少ない時間でさばき、より効率を上げ、隙あらば1円でも多く儲けようとしているのが気に入らない。
何かといえば”分かりかねます”だし。

”お客様! お客様! 申し訳ありません。分かりかねます。”
機械のよう。

アメリカでコールセンターにかけるとインドに繋がるそう。
それよりはまだ日本のほうがましなのかな。

1番を押せ、2番を押せでさんざん待たされ、オペレータが出る頃にはお客はすっかり怒りモードになっていて、こじれる話しじゃないのにこじれ、そんなシステムはかえって非能率的な気もするのだけれど。

その一方で、ヒステリックな真性クレーマーに対しては、謝るのみで、どんどんエスカレートさせてる。

よく分からない。

2月28日の日記

2008年2月28日
相変わらずあちこちカラダの調子が悪い。

左肩の五十肩、じゃない、肩関節周囲炎は一向に良くならないし、何日か前から右手首も痛いし、昨日は電車から降りたとたん、右足指先手前辺りがグキッ。
以前からちょっと歩くと痛くなった辺りなのだけれど、昨日は少々重症で、一晩たってもまだ歩き辛い。

その他、狭心症もどきもひどくなっているし。

お医者に行けばいいという訳でもないようで。

この辺りの医院は、新興住宅地のせいか、小奇麗な新しい所も多いのだけれど、開業するのにお金がかかっているのだろうか? いったん行くと、色々脅かすようなことを言ったりして、通院を促す所も多いので、怖くて行けない。

先日も、数ヶ月ぶりに左肩を見てもらいに、某新しい整形外科へ行ったら、いきなり”手術うんぬん”と言われたのにはびっくりしたし。ステロイドの注射もうたれた。

今、少し前、母親が伊豆に行く、と行って家を出た。
朝、5時半に起きたのだそう。
今、11時半。
支度に6時間。
いつものことなのだけれど。
これでは向こうに着くと、すでに夕方。
これもいつものこと。

小さい頃から、そして今も、家族で旅行というと、いつもこんなだった。
いつもギリギリで駅まで、ホームまで走り回る。大荷物を抱えて。
母親は、基本的に一度行った所には行かないので、いつも初めての所に行くので勝手が分からず、そのことも物事を更に難しくする。

それにしても。
最近の母親の旅行熱は尋常ではない。
三浦半島、飯岡・・・
飯岡なんてつい1週間前だよね。

まだまだ外国にも行きたいらしいし。
”自分にはもう時間が無い!”と口さえ開けば言っている。
その一方で父親は悟りきっているというか、そういう感情はまるで無く、満足しきっているのに苛立つよう。
父親のほうが、遥かに何をやらせても半人前なのに、自己満足度は全然OK。
これは不思議だ。

結局、”幸福とは聡明な妥協”なので、はたからどう思われていようと、幸福だと思った者勝ちなのだろう。

私がコンピュータに向かっていると、玄関でガチャガチャと鍵を回す音。
母親が家を出る所だった。
あわてて駆けつけると、それでも”じゃあね”と手を振った。
何か怒っている・・おそらく父親に対して。

今日の旅行は父親には言っていないよう。
あとで電話するからいい、と言っているけれど。
お酒飲んで寝ちゃうと電話なんか気が付かないよ。
私はこれから東京の家に行くし。

やっぱ、結婚なんか無理にしなくてもいいかもね、と思う。

2月26日の日記

2008年2月26日
何で今頃?のロス疑惑だけれど、そういえば昔、うちにも聞き込みの人が来たのを思い出した。

何でも被害者が一時、うちの近所に住んでいた事があるそうで、”そちらの歯科医院に通院されたこともあるかもしれないので資料などが残っていないか”、とのことだった。
警察ではなく、マスコミだったように思う。

あれ? でも奥さんは、病院で死亡したはずだし、歯型が云々とは関係ないよね?と、何だか分からなくなり、ちょっとググってみたら、そうそう。白石千鶴子さんという人も実は行方不明になっていて、後日ロスで見つかった死体の照合の為に、彼女の歯科医院でのデータを探していたのだった。

その他、三浦氏の叔母が有名な芸能人だったりしたことを改めて思い出され、本当に人間と言うのは忘れる動物だなぁと実感。
特に私の場合はひどいかもしれないけれど。

真相はどうか知らないけれど、世の中、平気でうそをつく人は少なからずいるし、そういう人は、本人もそのうそを信じきってしまうのだと思うから無敵かもしれない。

三浦氏は、昨年米国に出かけ、事件のことでわざわざ自分から話して来たというから、その不遜な態度に米国側が”ムカついた”というのが案外真相かも。

日本では氏は時々メディアに露出していて、マスコミの犯人扱いだの人権だのを訴えているから、その調子で向こうでもやって、こんな結果になったかもしれないし。
ただどうなのだろう?
日本では既に無罪になった人間を今更米国が逮捕、などというのは、日本が馬鹿にされていることにならないのだろうか?
何だか複雑。
分からない。

指紋にしろ歯形にしろ、いっそのこと全部登録しておけば犯罪の予防や解決に役にたつのでは?と思う私は無神経?

2月25日の日記

2008年2月25日
飯岡旅行だけれど、行きは京成で成田まで行き、成田からはJRで飯岡まで行った。
この方法だと、成田での京成→JR乗り換えは徒歩数分と楽(とはいえ、やはり面倒ではある)だけれど、JRは途中、京成で通過してきたはずの佐倉を通るので、戻るような感じになり無駄がある。

かといって佐倉で、京成→JRに乗り換えるのは、徒歩約25分!近くかかり、これも面倒。バスはあるのだけれど。

でも帰りは、良いお天気だったし、このJR→京成間を歩くことにした。

観光協会の人の話しによると、ようするにこの辺りは佐倉城跡があり、歴史的な建物などがたくさんあるので、どうしても避けて通ることになり、この2駅は離れたのでは?とのことだった。
佐倉城は石垣が無く、天然のアップダウンを利用した作りとのことも関係しているよう。

佐倉は時々国立歴史民族博物館に来るのだけれど、でもかなり良い所だと思う。
立派な家、旧家なども多く、失礼ながら、昔はともかくどうやってその暮らしを維持しているのかな、と思ったり。
坂があり、敵の寄せ手を防ぐための路地があり、馬上からの目線を防ぐために生垣が高かったり、色々と楽しい。
町全体におっとりとした雰囲気があり、私は好きだし、散策の人なども、ちらほらといるのだけれど、それでも世の中、大抵の人は、ミッドタウンだのヒルズだのに行ってしまうのかな、とも(別にそういう所も悪くはありませんが)

けど、飯岡のタクシー運転手さんが言っていたように、千葉というのは、やはり人があまり来ないからいいのかな、とも思う。

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